国重要無形民俗文化財「秋田竿燈まつり」が秋田市の竿燈大通りで開幕しました。町内と企業、団体合わせて68の竿燈会が263本を出竿します。
夜になると、「どっこいしょー、どっこいしょ」のかけ声とともに、力強い竿燈妙技が披露されました。
妙技終了後には「ふれあい竿燈」があります。竿灯を間近で見ることができ、記念撮影を行うことができます。
竿燈まつりの起源は、旧暦7月7日の七夕祭りの前夜に行われた「ねぶり流し」にあるといわれています。「ねぶり流し」とは、笹竹などに絵馬や願い事を書いた短冊を吊るして子どもたちが町を練り歩き、最後に川に流すことにより、夏の睡魔や穢れ、悪霊を流し去り、祖霊祭祀、無病息災、家内安全を祈る行事です。やがて、提灯をかざして町を練り歩くようになり、現在の形に発展したといわれています。竿の形を稲穂や俵になぞらえて、豊作祈願の意味も持つようになりました。
竿灯まつりは、1980年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。開催期間は、毎年8月3日~6日です。
出典
gooニュース 秋田竿燈まつり開幕 「光の稲穂」263本、夜空照らす
秋田竿灯まつり
上米町一丁目竿燈会 秋田竿燈まつりの紹介