写真を使わないで実物モデルからだけ描いていた時期にできなかったことの一つが裸婦を描くことでした。子供のころ絵が上手いと噂され画家になれと勧められた小学校の同級生の言葉が思い出されます。「ええで、お前画家になれや。毎日女の裸を眺めて暮らせるがな」こんなませたことをいう学童がいたのでした。ところがその40年後に実際に画家になって見れば、そういう機会が巡ってくることはついぞなかったのでした。(笑)それで裸婦の写真をインターネットで探すのですが、当時はいい材料を見つけるのが非常に困難でした。仕方なくポルノのネットに接続してその中から絵画になる静止画を夢中になって探し回ったものでした。😅 その後Pinterestでいくらでもよい写真が見られるようになって僕は盛んにダウンロードしました。しかし最近になってまた裸婦の映像をネットから締め出す運動が起きて、今ではなかなか良い写真を見つけるのが難しくなっている模様です。ところが本当に美しい裸婦像は実はそういうところにはなく、むしろ古典的な名画に習う方がいいと後に知ることになりました。それで模写に身を入れたというわけです。(笑)
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