妻籠の花と道

2013年05月27日 | 
南木曽から旧街道を歩いて、妻籠(つまご)宿→・・・・→馬籠(まごめ)宿と辿りました。
 木曽川の手前の広場には鯉のぼりが泳いでおり、紅白咲きの花桃が木曽路の春の訪れを祝っているかのようです。
歩いてみると結構な道のりがありました。疲れましたが道々目に入ってくる花々に心癒されました。のどかな山里の田園を縫うようにして、街道が続いています。 古木に咲いた花。 

今なら、木曽川づたいの国道を車がスイスイ、高架橋上を通された高速道路が車をピュンピュン運んでいます。時間を極度にケチった結果が、きっとそのようにさせたのでしょう。

旧中山道は、人間が自分の脚で旅した実物です。もちろんそれなりに時間に限りはあったにせよ、旅人達は今MHが辿っているような風景を眺めながら次の宿場をめざしたことでしょう。


こんなに寂れてしまってますが、当時の街道筋は色んな人が意外な場所で意外な風に過ごしていたのかもしれません。あと何年かすると、リニアが通り、増々こんな時間の止まったような(止まったように見える)旧街道は忘れ去られてしまうのかもしれません。