何の蝉だったか忘れましたが(3)

2015年09月26日 | 昆虫
 今度は腹側から見てみましょう。
nano・capture(2)1はこちら)はLEDライトで照らして撮影します。LEDの明るさのため、半透明であっても内部に光は浸透せずに乱反射した光を優先して拾ってしまうのでしょう。
画像左上が尾部です。
私たちの体の、乾いた爪の感じに似ている気がしますね。ということは、同じプロテイン成分でできているのでしょう。



  ぐーっと寄って胸元です。樹液を吸う口吻(ストロー状?というよりも筋の入った剣のよう)の先端が見えます。

 さらに胸元のアップ。

 あちこちに「毛」があります。自然は無駄なものを作りませんから、これらの細かい「毛」には何らかの役割があるものと思われます。
再び腹部のアップ。透明に近く、LEDの光が一部浸透しています。

  そしてまた尾部にやってきました。茶色をしています。細い毛は、空気の流れや湿度などを感じ取る役目でもはたしているのでしょうか。

  死んでからずいぶん経っているというのに、光沢があって瑞々しささえ感じられます。