千葉大医学部野田教授による「細菌学」の講演と、講演のあとに開催された野田教授との懇親会を兼ねた「広島久保田の酒を楽しむ会」およびその2次会に出席して昨夜の深夜にようやく疾風怒濤の1週間を終えた。振り返れば、佐伯文化センターのタンゴの演奏会に始まって翌日のゴルフ、週明けから本格化した金融恐慌の追跡調査、そして3度の酒宴。凄まじいばかりの時間が流れた。
音響効果に若干の問題を残すものの、タンゴの演奏会はヒジョーに良かった。というよりも、2000円という安価なコンサートなので大したことがないであろうと高をくくって聴きに行ってみたら、なんと、こちらが思わず唸るほどの5重奏が繰り広げられるので、正直、驚いた。すこしばかり慌ててプログラムを覗いてみたら、著名な奏者ばかりである。秋の夜長とタンゴの相性は悪くなかった。
ゴルフというスポーツは、本来わたしの性には合わないのである。しかし、中学の同窓たちとのコンペなのでやむなく汗を流した。わたしとて調子が良い時は良いのである。ところがあの日は極めて調子が悪かった。一緒にプレイした連中の倍はたたいた。たぶん最近の金融恐慌でいくぶんか動揺しているのが響いているのであろう。当面は、「打ちっぱなし」からやり直すことになりそうだ。それにしても秋空の下のゴルフは爽快であった。
野田教授の講演は門外漢のわたしにも解り易い内容であった。ペニシリンがそうであるように抗生物質はすべてカビから抽出される。日陰で、湿度が高く体温に近い温度の環境下では、カビと病原菌とが食料(肥料・餌?)をめぐって凄まじい争奪戦を繰り広げている。
ところが、病原菌の繁殖力はカビのそれを遥かに上回る。繁殖力で劣るカビにたいして神は病原菌を俊殺するほどの強力な武器を与えたもうたのである。それが世に抗生物質として知られる成分である。カビがいなければ瞬く間に地球は病原菌で覆われてしまうかも知れない。生まれて初めてカビと神に謝意を感じた。これも講演の賜物である。
この野田教授、数日前にかの北里柴三郎が創設した日本細菌学会の会長に就任された。知人たちに「今のうちに名刺交換をしておいた方がいいよ。野田教授がノーベル賞を受賞されたら結構いい値で売れるかも知れないよ。」と言いながら10人ばかりの知り合いに名刺交換をするように促した。根が余計なお世話が好きなのである。
音響効果に若干の問題を残すものの、タンゴの演奏会はヒジョーに良かった。というよりも、2000円という安価なコンサートなので大したことがないであろうと高をくくって聴きに行ってみたら、なんと、こちらが思わず唸るほどの5重奏が繰り広げられるので、正直、驚いた。すこしばかり慌ててプログラムを覗いてみたら、著名な奏者ばかりである。秋の夜長とタンゴの相性は悪くなかった。
ゴルフというスポーツは、本来わたしの性には合わないのである。しかし、中学の同窓たちとのコンペなのでやむなく汗を流した。わたしとて調子が良い時は良いのである。ところがあの日は極めて調子が悪かった。一緒にプレイした連中の倍はたたいた。たぶん最近の金融恐慌でいくぶんか動揺しているのが響いているのであろう。当面は、「打ちっぱなし」からやり直すことになりそうだ。それにしても秋空の下のゴルフは爽快であった。
野田教授の講演は門外漢のわたしにも解り易い内容であった。ペニシリンがそうであるように抗生物質はすべてカビから抽出される。日陰で、湿度が高く体温に近い温度の環境下では、カビと病原菌とが食料(肥料・餌?)をめぐって凄まじい争奪戦を繰り広げている。
ところが、病原菌の繁殖力はカビのそれを遥かに上回る。繁殖力で劣るカビにたいして神は病原菌を俊殺するほどの強力な武器を与えたもうたのである。それが世に抗生物質として知られる成分である。カビがいなければ瞬く間に地球は病原菌で覆われてしまうかも知れない。生まれて初めてカビと神に謝意を感じた。これも講演の賜物である。
この野田教授、数日前にかの北里柴三郎が創設した日本細菌学会の会長に就任された。知人たちに「今のうちに名刺交換をしておいた方がいいよ。野田教授がノーベル賞を受賞されたら結構いい値で売れるかも知れないよ。」と言いながら10人ばかりの知り合いに名刺交換をするように促した。根が余計なお世話が好きなのである。