今週は、朝井リョウの「何者」という小説で久しぶりに若い世代を意識したし、「三島由紀夫 十代作品集」という初々しい三島作品にふれた。
太陽を背に太田川放水路の河口から草津港までのんびりと散策していたら、上流の方からカモが一直線に飛んできて、羽音が聞こえるほどの頭上をかすめ、やはり一直線に飛び去った。何かいいことがあるのじゃないかと期待している。
周りの無駄に少々怒りがこみあげてくることがあった。無駄と感じたことに未熟さを感じたとはいえ、それでもなお無駄の多い一週間だった。ようやく、待ちわびた金曜日までたどり着いて、わたしのこころは今宵から心の風まかせのグライダーと化す。
神経が疲れてくると自分の物差しが尖ってくるという性癖がある。修行が足りない、改めねばなるまい。