久しぶりに無為な一週間を過ごした。先月の末までは時間を追っていた或いは時間に追いかけられていた。この一週間はわたしの前を時間だけが通り過ぎてゆくようだ。
無為とはいえ心と頭はちゃんと働いている。気持ちが赴くままにか貝塚茂樹著岩波新書「孔子」を読んでみた。やはり岩波新書はこうでなくてはならない。学者らしい明哲な文章に感動すら覚える。
サクランボがたくさん実をつけた。鳥よけの網をかけた。挿し木に成功したオールドローズが蕾を結んだ。ひとは「綺麗な薔薇には棘がある。」と言う。使い古された喩だ。それでも、薔薇には並はずれた生命力があることを知る人は少ないようだ。
瀕死の薔薇を3本、1000円で買い求めてからというもの2年と数か月の歳月をかけて挿し木が蕾を結ぶまでよくぞ育てあげた。園芸には須らく忍耐というものが必要なのだ、と自賛してみる。
無為とはいえ心と頭はちゃんと働いている。気持ちが赴くままにか貝塚茂樹著岩波新書「孔子」を読んでみた。やはり岩波新書はこうでなくてはならない。学者らしい明哲な文章に感動すら覚える。
サクランボがたくさん実をつけた。鳥よけの網をかけた。挿し木に成功したオールドローズが蕾を結んだ。ひとは「綺麗な薔薇には棘がある。」と言う。使い古された喩だ。それでも、薔薇には並はずれた生命力があることを知る人は少ないようだ。
瀕死の薔薇を3本、1000円で買い求めてからというもの2年と数か月の歳月をかけて挿し木が蕾を結ぶまでよくぞ育てあげた。園芸には須らく忍耐というものが必要なのだ、と自賛してみる。