2、3日前に数件の求人票を渡している。うち1社を選択して 『 わたしが応募しようとしている会社ってどんな会社なんですか、なにをする会社なんですか?事務職ってどういう仕事をするのですか?面接で応募の理由を聞かれたらなんと答えればいいのですか? 』 と問いにきた。質問に答える前にわたしは 『 なぜあなたはこの会社に応募する気になったのですか?事務の仕事ってどういう仕事だと考えていますか?面接で応募の理由を聞かれたらなんと答えるつもりですか? 』 と問い返した。自分が応募したい会社の概要や仕事の内容くらい自分で調べなさい。
翌日には手元に履歴書が届いた。このスピードは捨てがたい。わたしの経験則では、スピード感を欠くクライエントは内定が遅れる。応募の理由欄には 『 収入を得るために御社のように安定した会社で事務職として働きたいから。 』 的なことだけが2行ほど記されていた。わたしはこういうシンプルな履歴書が好きだ。躊躇なく応募書類一式をそのまま企業に届けた。明朗で快活、打たれ強くて正直、こういうクライエントは大手や中堅どころの企業から受けがよい。内定を確信している。
素材は良いが少々荒削りなので早速ヤスリをかける。来週から急所を押えた面接のトレーニングに入る。持ち味を生かすのが目的だからクライエント流のやり方には干渉しない。