岩波書店のヘーゲル全集「歴史哲学」上下2巻を落札した。装丁に重量感がある岩波のヘーゲル全集のうちの2冊が送料込みで1000円ほどだから割安感がある。この本は、[歴史学の父」 ランケからこっぴどく批判されて以降、学界では過去の遺物的な扱いを受けているそうだ。そのような批判には関わりがない。事大主義や権威主義は親の仇も同然なのだ。
カール・シュミットの政治・法律哲学の方に渇きを覚えている。ところが、シュミットの翻訳本は著しく値が張る。全集の古本でもそのほとんどが一冊あたりで優に5000円を上回るので、とても買い揃えそうにない。だからといって代表作だけを読んで知った気になるのはわたしの読書ではない。図書館で借りるか、買うか、実のところ迷っている。
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