2日目。
前日の指令通り6:30にはバッチリ起床で朝から「潜るぞ、潜るぞ」空気満載です。チェックダイブ調査から戻ってきたSさんとTくんに向けられる「伊豆山? 獅子浜?」というみんなの問いかけ視線に「ちょっと波あるので酔い止め必要な人は飲んでおいてね」の回答♪(波ある+酔い止め=船乗る=伊豆山OK!)
朝ご飯や支度を済ませて7:30前には出発
この日はTくん&Yちゃんチーム(のんびりDeepDiving)とSさんチーム(DPV暴走Diving)の2チーム構成。私が振り分けられた先は…やっぱりTくんチーム 前日の獅子浜でDPVSPをクリアしたものの、伊豆山はサンゴがそこここにあるのでサンゴ破壊防止…。破壊的暴走行為のおそれがあると判断されたんですね(笑) いや、仮に「Sさんチームでもいいよ」と言われても、サンゴ破壊する危険性があるのは自分でもわかるので間違いなくTくんチームを選びましたが… 人間にしてみれば“フィン先がちょっと触れただけ”の程度でも折れてしまうことがあります。成長に恐ろしく時間のかかるサンゴ、魚の家や逃げ場所になるサンゴ。景観をより素晴らしいものにしてくれるサンゴ。自分の楽しみのために壊すわけにはいきません。(Deep+DPVは耳抜きもちょっと心配だし) 魚は『うげっ 変なの(暴走中の私)が来る』って泳いで逃げられるけどサンゴは逃げられないからなぁ…
このプロ&アマチュア16名の企みを知ってか知らずか伊豆山の漁港の方はいつも通り暖かく迎えてくれました
1本目は沖根東、2本目は沖根南~東、3本目は大黒根~東。
今回も耳抜きはスムーズにできて(前日も潜ったから耳管が広がってたのかも)サクッと潜れました。バディはジョニーさん。
1本目はくっさん、まっきー、ジョニーさんがDeepSPをしていたため、DeepSP認定済みのゲストには「あっちでウミウシ探して待っててね」との指示。野放しタイムですニヤ~リ 『お~、ウミウシいるかもしれないんね♪』なんて思いつつ、あっちをフラフラ、こっちをフラフラ…してたら発見! 通りがかりに気になっていたお惣菜のトレイ(ゴミ(笑)) まだ新しいようで原型はしっかりあるし色もある。『これは…持って帰らなきゃ』とBCDのポケットにしまったら、突然私の頭を何かがゴシゴシ ビックリして振り返ったらYちゃんが私のあたまを撫でていました(笑) その後、また近くをフラフラしていたら見つけました 今度こそウミウシ
ウミウシ遭遇2度目にして自力で見つました。……ただし…結構遠くから見ても判るくらい凄い大きいやつ。全長7cmくらいはあったのかなぁ…。
《ハナオトメウミウシ》 これです↓
Yちゃんが正面から撮影したもので全身は写っていません。
ピカチュウのように「カワイイ☆」とは間違えても言えないサイズ。
『ウミウシだとしたら相当大きいなぁ』なんて思いつつYちゃんに「いたかも」の報告。Yちゃんがうなずきながら顔をしかめて「デカ過ぎてキモイ!」とクエストに書いていました。確かにね…遠くから見て発見できたもんね…。正直、『カラフルなナマコだったらどうしよう…』と報告するの迷った。そのくらい大きかった。んでも、やっぱり意識しないと見落としてしまう生物を見つけたことは嬉しいものです 1cm級ウミウシはこれから先きっと見つけられる。うんうん。今は観察眼を養うことが大事大事。チャンスはまだまだある!(と自分を励ます)
……。
超順調に潜ったかのように書いてきたこの日のダイビング、実はハプニングが…。(記録だから書いておかないとね)
まずは先程のゴミ拾ってたらYちゃんが突然登場して驚いたという話。
あれ、実は私がどうやらTくんの想定外の場所へにふらふらして行ってしまったらしく、Yちゃんが慌てて追いかけてきていたんだそうです…。透明度凄くイイからTくん達の姿見えるし♪なんて思っていたのですが、暴走していたらしい…
さらに、Deep講習が終わるのを待って「さぁ、移動しよう」となったとき、潜降前には170barあった残圧が既に90bar ビックリして「90だよ」というハンド・シグナルをTくんに送ったら、『90!?』と驚いた表情で確認され、「まーとりあえず行こう」と出発。伊豆山ならではの景観を楽しみつつ深度を徐々に上げていきました。その後、しばらくしてバディが浮いていってしまったのですが、それにYちゃんが対処する間、Tくんに「60だよ」のハンド・シグナルを送ると隣に来るように指示が
『これはまさか… もしや… まだ安全停止も残ってるしな… 』と思いつつTくんの隣へ行くと、案の定Tくんのオクトパスを向けられ「レギュ外してオクトくわえて」の指示… いやぁ…OW講習でやったことを実際にやることになるとは… 34本目にしてオクトで空気をもらってしまいました…。
陸に上がってから聞いたところ、
潜降の順番が最初の私と最後に同じ深度へ到着した人と時間差ができ過ぎてしまったことが大きな原因だそうです。というのも、深くに潜るにつれ気圧が高くなるため、空気の吸う量が陸上で吸うよりも多くなるのです。その結果、既に潜っている私とまだ水面近くにいる人で吸う量に圧倒的な差ができてしまったのです。今回はイントラ含めず7人のチーム。1人160cmとしても私の位置と最後に潜降する人の胸辺りは9m60cmも離れています。この気圧差はかなりのものです。それを忘れて私が『耳抜けてる♪』とサクサク潜降してしまったのが大きな原因。反省…
ま~そんなハプニングを起こしてしまってもさすがは伊豆山、凄かった~ 伊豆山に限らず毎度書いているようですが、今回は本当に今までで一番凄く魚影が濃かったです。
進行方向に魚群発見
追いかけて手を突っ込んでみる (もちろん逃げられた)
っとまぁこれは序の口で、6~7m?下を泳いでいるダイバーが魚で見えなくなっちゃうくらい凄かったんです。これはその直前の写真。下の方に写っているダイバー達みんな見えなくなりました。(よく見るとダブル・タンクの上級ダイバー達。左端は私)
そんなことが水中で何度も何度も。何千ではきかない…何万匹…、何十万匹の魚の群れがいくつもいくつも絶え間なく…。
私にとっては初めて“魚壁”を感じた瞬間でした。360度囲まれて『あ~』と思ってると別の魚の群れに変わってたり…。そんなのが何回も何度も目の前で繰り広げられます。サンゴも山(岩)も魚で見えない!ってくらい。
魚群が去って見上げたら山の景観も凄い 陸上から高い建物や山を見上げるのと同じように『うぁぁぁぁぁ…』と見上げていて気づいたら基本姿勢の流線型の間逆、仰向けになって泳いでいました(意識なければそんな器用なこともできるんだなぁ…)
あのまんまプカプカして時間制限なく過ごせたらサイコー…… いいっ、いいなぁっ いつかは私もダブルタンク…(デュアルSPなんて何年後だ?)
ポンポーンと2本潜った後、お弁当を食べたのですが、いつも通りおいしいお味噌汁とイカ焼を提供してくれました。その横で今回はこんな珍しい景色?を発見
タンクの上でイカが干されています(笑)
それが目の前でドラム缶の上で焼かれ…
(写ってる足は船長さん)
熱々で柔らかくっておいし~の
さらに今回は3ダイブ終えたらなんと…
イカ大根を提供してくださいました。
これもまた、おいしくって
味も暖かさもありがたさも染みる染みる。
こんな感じで16人全員が“伊豆山で3本”という企みを無事に果たして2日間で6本満足して帰ってきました。お店に帰ってからはゲスト13人という人数のためゆっくりログ付けログ回し、なんてところではなくみんな好き勝手にログ回しだけはして、ログ付けは各自で。なんて状態でした(笑)
ん~、楽しかったなぁ
気温:15℃
潜水時間 最大深度 水温 残圧(bar) 透明度
<1本目> 29min 22.2m 20℃ 170→ 30 15m
<2本目> 35min 20.9m 19℃ 180→ 40 12m
<3本目> 32min 18.3m 20℃ 180→ 30 8m
前日の指令通り6:30にはバッチリ起床で朝から「潜るぞ、潜るぞ」空気満載です。チェックダイブ調査から戻ってきたSさんとTくんに向けられる「伊豆山? 獅子浜?」というみんなの問いかけ視線に「ちょっと波あるので酔い止め必要な人は飲んでおいてね」の回答♪(波ある+酔い止め=船乗る=伊豆山OK!)
朝ご飯や支度を済ませて7:30前には出発
この日はTくん&Yちゃんチーム(のんびりDeepDiving)とSさんチーム(DPV暴走Diving)の2チーム構成。私が振り分けられた先は…やっぱりTくんチーム 前日の獅子浜でDPVSPをクリアしたものの、伊豆山はサンゴがそこここにあるのでサンゴ破壊防止…。破壊的暴走行為のおそれがあると判断されたんですね(笑) いや、仮に「Sさんチームでもいいよ」と言われても、サンゴ破壊する危険性があるのは自分でもわかるので間違いなくTくんチームを選びましたが… 人間にしてみれば“フィン先がちょっと触れただけ”の程度でも折れてしまうことがあります。成長に恐ろしく時間のかかるサンゴ、魚の家や逃げ場所になるサンゴ。景観をより素晴らしいものにしてくれるサンゴ。自分の楽しみのために壊すわけにはいきません。(Deep+DPVは耳抜きもちょっと心配だし) 魚は『うげっ 変なの(暴走中の私)が来る』って泳いで逃げられるけどサンゴは逃げられないからなぁ…
このプロ&アマチュア16名の企みを知ってか知らずか伊豆山の漁港の方はいつも通り暖かく迎えてくれました
1本目は沖根東、2本目は沖根南~東、3本目は大黒根~東。
今回も耳抜きはスムーズにできて(前日も潜ったから耳管が広がってたのかも)サクッと潜れました。バディはジョニーさん。
1本目はくっさん、まっきー、ジョニーさんがDeepSPをしていたため、DeepSP認定済みのゲストには「あっちでウミウシ探して待っててね」との指示。野放しタイムですニヤ~リ 『お~、ウミウシいるかもしれないんね♪』なんて思いつつ、あっちをフラフラ、こっちをフラフラ…してたら発見! 通りがかりに気になっていたお惣菜のトレイ(ゴミ(笑)) まだ新しいようで原型はしっかりあるし色もある。『これは…持って帰らなきゃ』とBCDのポケットにしまったら、突然私の頭を何かがゴシゴシ ビックリして振り返ったらYちゃんが私のあたまを撫でていました(笑) その後、また近くをフラフラしていたら見つけました 今度こそウミウシ
ウミウシ遭遇2度目にして自力で見つました。……ただし…結構遠くから見ても判るくらい凄い大きいやつ。全長7cmくらいはあったのかなぁ…。
《ハナオトメウミウシ》 これです↓
Yちゃんが正面から撮影したもので全身は写っていません。
ピカチュウのように「カワイイ☆」とは間違えても言えないサイズ。
『ウミウシだとしたら相当大きいなぁ』なんて思いつつYちゃんに「いたかも」の報告。Yちゃんがうなずきながら顔をしかめて「デカ過ぎてキモイ!」とクエストに書いていました。確かにね…遠くから見て発見できたもんね…。正直、『カラフルなナマコだったらどうしよう…』と報告するの迷った。そのくらい大きかった。んでも、やっぱり意識しないと見落としてしまう生物を見つけたことは嬉しいものです 1cm級ウミウシはこれから先きっと見つけられる。うんうん。今は観察眼を養うことが大事大事。チャンスはまだまだある!(と自分を励ます)
……。
超順調に潜ったかのように書いてきたこの日のダイビング、実はハプニングが…。(記録だから書いておかないとね)
まずは先程のゴミ拾ってたらYちゃんが突然登場して驚いたという話。
あれ、実は私がどうやらTくんの想定外の場所へにふらふらして行ってしまったらしく、Yちゃんが慌てて追いかけてきていたんだそうです…。透明度凄くイイからTくん達の姿見えるし♪なんて思っていたのですが、暴走していたらしい…
さらに、Deep講習が終わるのを待って「さぁ、移動しよう」となったとき、潜降前には170barあった残圧が既に90bar ビックリして「90だよ」というハンド・シグナルをTくんに送ったら、『90!?』と驚いた表情で確認され、「まーとりあえず行こう」と出発。伊豆山ならではの景観を楽しみつつ深度を徐々に上げていきました。その後、しばらくしてバディが浮いていってしまったのですが、それにYちゃんが対処する間、Tくんに「60だよ」のハンド・シグナルを送ると隣に来るように指示が
『これはまさか… もしや… まだ安全停止も残ってるしな… 』と思いつつTくんの隣へ行くと、案の定Tくんのオクトパスを向けられ「レギュ外してオクトくわえて」の指示… いやぁ…OW講習でやったことを実際にやることになるとは… 34本目にしてオクトで空気をもらってしまいました…。
陸に上がってから聞いたところ、
潜降の順番が最初の私と最後に同じ深度へ到着した人と時間差ができ過ぎてしまったことが大きな原因だそうです。というのも、深くに潜るにつれ気圧が高くなるため、空気の吸う量が陸上で吸うよりも多くなるのです。その結果、既に潜っている私とまだ水面近くにいる人で吸う量に圧倒的な差ができてしまったのです。今回はイントラ含めず7人のチーム。1人160cmとしても私の位置と最後に潜降する人の胸辺りは9m60cmも離れています。この気圧差はかなりのものです。それを忘れて私が『耳抜けてる♪』とサクサク潜降してしまったのが大きな原因。反省…
ま~そんなハプニングを起こしてしまってもさすがは伊豆山、凄かった~ 伊豆山に限らず毎度書いているようですが、今回は本当に今までで一番凄く魚影が濃かったです。
進行方向に魚群発見
追いかけて手を突っ込んでみる (もちろん逃げられた)
っとまぁこれは序の口で、6~7m?下を泳いでいるダイバーが魚で見えなくなっちゃうくらい凄かったんです。これはその直前の写真。下の方に写っているダイバー達みんな見えなくなりました。(よく見るとダブル・タンクの上級ダイバー達。左端は私)
そんなことが水中で何度も何度も。何千ではきかない…何万匹…、何十万匹の魚の群れがいくつもいくつも絶え間なく…。
私にとっては初めて“魚壁”を感じた瞬間でした。360度囲まれて『あ~』と思ってると別の魚の群れに変わってたり…。そんなのが何回も何度も目の前で繰り広げられます。サンゴも山(岩)も魚で見えない!ってくらい。
魚群が去って見上げたら山の景観も凄い 陸上から高い建物や山を見上げるのと同じように『うぁぁぁぁぁ…』と見上げていて気づいたら基本姿勢の流線型の間逆、仰向けになって泳いでいました(意識なければそんな器用なこともできるんだなぁ…)
あのまんまプカプカして時間制限なく過ごせたらサイコー…… いいっ、いいなぁっ いつかは私もダブルタンク…(デュアルSPなんて何年後だ?)
ポンポーンと2本潜った後、お弁当を食べたのですが、いつも通りおいしいお味噌汁とイカ焼を提供してくれました。その横で今回はこんな珍しい景色?を発見
タンクの上でイカが干されています(笑)
それが目の前でドラム缶の上で焼かれ…
(写ってる足は船長さん)
熱々で柔らかくっておいし~の
さらに今回は3ダイブ終えたらなんと…
イカ大根を提供してくださいました。
これもまた、おいしくって
味も暖かさもありがたさも染みる染みる。
こんな感じで16人全員が“伊豆山で3本”という企みを無事に果たして2日間で6本満足して帰ってきました。お店に帰ってからはゲスト13人という人数のためゆっくりログ付けログ回し、なんてところではなくみんな好き勝手にログ回しだけはして、ログ付けは各自で。なんて状態でした(笑)
ん~、楽しかったなぁ
気温:15℃
潜水時間 最大深度 水温 残圧(bar) 透明度
<1本目> 29min 22.2m 20℃ 170→ 30 15m
<2本目> 35min 20.9m 19℃ 180→ 40 12m
<3本目> 32min 18.3m 20℃ 180→ 30 8m