僕のクッキーをプレゼントしたら、
「この店で置いてあげるよ」ってプッシュされて。
試作品を持って行ったら、
「もっと価格を下げて、質もあげなくちゃ」だって。
そんなものは巷に溢れかえっているじゃありませんか。
初めから断れば良かった。
僕の作るものは、やさいもパンもお菓子も素人の作品。
商品として販売するのを前提としていません。
そもそも、そんな話に乗るのがいけないんだけど、
僕はお金はないけどお金儲けをしたいわけじゃないし、
クオリティを追求する気もあまりない。
(もちろん、気が向けばいろんな工夫はしますが)
薄利多売で生活リズムを翻弄される気もさらさらない。
「一番を目指さなくちゃいけない」
その人は言います。
まぁ、それも一つの考えだけど、
一番になれなくちゃ、きっとその人たちはずっと幸せを感じられないんだろうなぁ。
いくら説明しても僕の意図は伝わらないようで、少し疲れてしまいました。
僕の作るものたちは、お母さんが家族につくるものに近い。
愛情表現の表出なのだなぁ、と思います。
僕は自然にそれをやってしまうのだけれど、違和感を感じる人たちも多いようです。
「なぜお金を受け取らないのか」って。
僕の作るものたちはお金では買えないのです。
”「本当に大切なものは目には見えない」ってことさ。”
僕は形あるものからそれを感じ取れるようなものを作り続けていきたい。
改めてそう思わせる出来事でした。
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