11月20日、阪神第4Rの新馬戦(芝2000)に当場生産馬のタッチウッド号が出走しました。
中間の調教で終い1F10.7を記録するなど、デビュー前から話題になるほどの動きを見せていたためか、レースを1番人気で迎えます。
スタートを無難に決めたタッチウッドは、最初のコーナーを迎える頃には先頭に立つ形でレースを進めます。
道中も先頭を譲らず、自らのペースを守ったまま最終コーナーを回っていきます。
直線を迎えると鞍上のR・ムーア騎手に促されて加速していったタッチウッドは、最後は2着馬に6馬身差をつけて優勝しました。
馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。
本馬は、2021年のセレクションセールにて馬主様にご購買いただきました。
セレクションセール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。
【1歳時のタッチウッド】
セール上場時にはすでに490kgほどあったように、1月生まれとはいえ馬格に恵まれた馬でした。
気性に関して言えば、半兄ノースブリッジが当場にいた頃には気の強さと激しさを併せ持っていましたが、タッチウッドはノースブリッジと比べて普段からどっしりとしていて、一方でドゥラメンテらしい気の強さがあり放牧地ではボス格でした。
今日のレースを見ると、その気性が良いほうに出ていると感じました。
パドックの歩様を見る限り、現段階ではこの牝系らしい柔らかさと緩さを同居させている印象で、古馬になるにつれて緩さが解消されそうな印象なのもこの牝系出身らしいと言えます。
半兄ノースブリッジと同じく、芝2000の新馬戦で勝ち上がってくれたタッチウッド。
次走の予定は伺っていませんが、今日のレース振りを見る限り、次走も大きな期待をもって応援したいと思います。