天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

8/16歌舞伎座『八月納涼大歌舞伎』第一部

2009年08月17日 | 歌舞伎
朝、7時の新大阪発の新幹線に乗って、歌舞伎座に行ってきました。
来年の4月をもって、歌舞伎座が立て替えられるということで、
思い切って今回行くことにしました。

到着したのが、10時前。
それでも20人くらいの人たちがもう、開場を待っていらっしゃいました。

最後だといことで、写真を撮られてる方が多かったです。


私も撮りました。


10時半開場。

お土産を物色して、定式幕のハンカチと、やわらかせんべいを買い、座席へ。
2階の1等席です。
ほんとに広い舞台なので、2階からでも見渡し最高です。

1.「天保遊侠録」
無役の旗本勝小吉(橋之助)が秀才の息子麟太郎(宗生)のために役につこうと、
上役たちに茶屋で振る舞いの宴を開く。
罵られながらも我慢するが、甥の庄之助(勘太郎)が暴れだし折角の宴が…。

橋之助さんっていつの間にやら、お父さんになってたんだなあって思いました。
宗生くんに対する眼差しがとてもやわらかい感じがしました。
かっこよくて、やさしい、私の大好きな橋之助さんが見れました

宗生くん、こんなに大きくなってたんですね。
品のある賢そうな男の子をしっかり演じていました。
横顔が三田寛子さんそっくりでした。
このままお顔が長くならずに成長してくれたらいいのにと思います(苦笑

お城に奉公にあがることになった麟太郎を見送る小吉の場面は涙が出そうになりました。
最後の芸者の八重次(扇雀)と小吉とで相合傘で歩く場面も印象的でした。

2.「六歌仙容彩」(ろっかせんすがたのいろどり)
絶世の美女小野小町の前に次々と男たちが訪れる。
その名の通り、踊り、衣装、音楽と色とりどり。歌舞伎舞踊のフルコースという感じです。
小野小町が福助さん、それ以外の五役を三津五郎さんが踊ります。

・遍照 竹本の伴奏で人形っぽい踊りで、歌詞もわかりやすかったです。
・文屋 清元の伴奏。色好みの男で、おどけた感じが良かったです。
・業平 長唄の伴奏。御簾の中から、宮中絵巻から飛び出したような業平と小町が登場。
     美男美女の美しい踊りでうっとりしてしまいました。
・喜撰 下手に清元、中央に長唄がずらっと並んでの掛け合い。
     ジュニアたちがずらずらずらっと登場していました。
     みんな坊主だから、誰が誰だかわからなかったです
     茶汲女(勘三郎)と喜撰の踊りはさすが、息がピッタリでした。
・黒主 中央に並んだ長唄がぱかっと分かれて、中央からケースに入った人形のように
     黒主と小町が登場。黒主の三津五郎さん凄みがあってかっこよかったです。

11時~2時半(休憩30分)とあっという間に過ぎました。
世話物と舞踊劇、私の好きなジャンルを好きな役者さんたちが勢ぞろいで演じる。
歌舞伎座で観る最後の演目としては、私の中では最高でした。


□■□

朝が早かった(4時台起き)せいか、お昼のお弁当だけでは足りなくて、
何か食べたくても食べ物やさんが見つからず、とろとろと銀座方面に歩いていくことにしました。
なかなか食べ物やさんが見つからず、眠気と疲れがやってきてヘロヘロになってきたところに
やっとセルフ式のお蕎麦屋さん発見
250円のざるそばをすすりました。

ちょっと元気が出たところで、銀座駅から霞ヶ関駅へと向かいました。

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