天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

「沖雅也と『大追跡』」

2008年11月16日 | 
沖雅也と「大追跡」―70年代が生んだアクションの寵児
かわだ わか
ワイズ出版


昨日(11/15)購入、一気に読んでしまいました。
沖さんの代表作のひとつ『大追跡』を中心にして、彼の作品に携わったプロデューサー、監督、共演した藤竜也さん、長谷直美さんのインタビュー、全エピソードを収録。

そして、『大追跡』以外の作品『太陽にほえろ』『俺たちは天使だ』
『必殺シリーズ』『江戸の朝焼け』などにも触れてあります。
冒頭には沖さんの生い立ち、巻末にはフィルモグラフィーと、沖さんの全てが書かれてあるような気がします。
沖さんファンの方はもちろん、『大追跡』『俺たちは天使だ』『太陽にほえろ!』が好きな方にも十分楽しめる本だと思います。

私が沖さんのファンになったのは、あの不幸から約10年くらい経ってから。
地上波やスカパー等で、代表作はかなり見てきて、「時代劇、現代劇もできて、アクションから、シリアス、コメディーまで何でもできる完璧2枚目スター」と私の中での認識でしたが、まだまだ彼には魅力がたくさんあって、彼の魅力を感じていきたいと思わせてくれた、まさに『沖雅也 を 大追跡』という本でした。

いちばん印象的だったのは、村川透監督のインタビューでの盆栽のエピソードです。
「沖さんはロケの前に盆栽に、元気でいてくれといって話しかけて出かけていって、戻ったらいの一番に植物と会話する」そんな方だったとか。

これからも何度も読み返して、作品も見返して、沖さんの魅力を再認識したいです。

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