昨日(7/20)堺市民会館大ホールで催された「第43回堺市民能」へ行ってきました。
会場には12時半過ぎに到着。開場が12時45分で自由席もある会でしたので、入り口で並ばれているのかと思いきや誰もいません。
すると隣の小ホールで待たれていました。暑いので冷房の効いたところでお待ちくださいとのこと。
「いやあ、こんな心遣いは初めてやなあ」と感激していたのですが…。
今回の座席は6列目の上手側。しかし、舞台の中央ぐらいが目付柱になっていたので、本舞台のほぼ中央を観ることができ結局良席でした。
13:30開演
仕舞(13:00~13:55)
巻絹 キリ 塩谷恵
経正 キリ 長山耕三
井筒 波多野晋
蝉丸 山本正人
天鼓 小西弘通
塩谷恵さんは年配の女性の方でした。女性だからなのか、そういう謡いなのかわかりませんがお声がよくわかりませんでした。
長山耕三さんがものすごく声の通る方で私好みでした。そういう謡いなのかもしれませんが。
仕舞って謡いがよくわかっていないので、なかなか難しいです。
楽しめるまでまだまだ時間がかかりそう。
狂言 狐塚(13:55~14:20)
太郎冠者 茂山千五郎
次郎冠者 茂山七五三
主人 松本薫
主人が田んぼの鳥の被害がひどいので、太郎冠者と次郎冠者に鳴子を持たせて鳥追いをさせる。
夜になり主人がお酒を持ってねぎらいにやってくると、太郎と次郎は狐が化けているに違いないとして、主人の杯を飲まずに捨ててしまったり、狐ではないかと尻尾をさがしたり。挙句の果てには松葉をいぶした煙を吹きかけ、主人が怒って太郎と次郎を追いかける。
千五郎、七五三さんが出てこられるだけでおかしくなってしまうから不思議です。
鳴子を持つのが嫌だから、お前持てとかの場面とか、「ひやぁ~頼うだお方でしたかごめんなさ~い」も面白かったです。
このあたりから会場が暑くなってきて、舞台に集中できず、残念でした。
舞囃子(14:40~15:05)
邯鄲 観世銕之丞
野宮 大槻文蔵
お囃子が入って大好きな舞囃子なのですが、もう暑くて暑くて気分が悪くて全く楽しめませんでした。
邯鄲なんて漢文の有名なお話なのに…。野宮も源氏物語なのに…。残念です。
休憩15分
ちょっと空調がきいてきて何とかお能は観れそうな温度になった客席。
お能の前に堺市文化振興財団の方のご挨拶がありました。
堺市民能は毎年夏の恒例行事となっているそうです。
来年3月で建替えのため今年がファイナル公演になるとのこと。
それで千五郎さんや七五三さん、銕之丞さんなどそうそうたる演者さんに来ていただいたということだったようです。
平成31年に客席数2000のホールに生まれ変わるとのこと。それまでは鳳での開催になるようです。
能 自然居士 忍辱之舞(15:25~16:35)
自然居士 長山禮三郎
童女 長山凜三
人商人 福王茂十郎
人商人 福王知登
門前の者 茂山千三郎
初めて観にいった狂言の会で面白おかしく解説をされていた千三郎さんが今回は門前の者として登場。
今日はお寺の七日説法の日だからなんだかと説明。
お声が全然違う。かっこいい。逸平さんほどではないですがギャップがこの方も激しい。びっくり。
自然居士が説法を始めると、かわいらしい女の子が小袖を持って両親追善供養をお願い。
すると、人商人が現れてこの女の子は昨日買ったものだと言ってつれて帰る。
女の子の小袖は自分の身を売って買ったものだったとわかり悲しむ自然居士。
船出しようとする人商人に小袖を投げつけ、女の子を返せ。
いや返せない。舞を舞ったら許してやろう。この烏帽子をつけて踊れ、羯鼓(かっこ)鼓?を持って踊れだの言ってそれにこたえる自然居士。そうして女の子は都に戻れることに。
またまたワキ方は福王さん。
初めてお能を観たときにワキ方が福王知登さんだったんです。
今回はお父さん(?)の茂十郎さんと登場。
もう、声がそっくりおんなじ。ちょっとこもった感じの。
シテの今回の面(おもて)なんか好きだなあ。
というか、悲しんでるとき、笑っているとき、怒っているときの表情が違って見えました。
小袖をうりゃあって投げつける件は本当に顔が怒ってるみたいでしたもん。
お能3回目にして初めてわかったような気がしました。
お衣装も紫系で派手はででなくて。私好みでした。
烏帽子をつけたり、羯鼓をつけるときって、ひたすらつけるのを待つんですね。
歌舞伎だったらお囃子でごまかしたり、共演者が踊っていたりするんですけど。
後見さん二人がかりでつけられてましたね。
羯鼓の舞では鼓を打ってるのですが、それに小鼓さんがあわせるとかもないんですよね。
まあ、別にいいんですが、どうも歌舞伎と比べてしまう自分がおります。
あらすじがわかりやすくて、踊りも何種類もあって、謡いもいろいろあって面白い一曲でした。
次はマイクや変な照明演出のない能舞台で観てみたいと思います。
会場には12時半過ぎに到着。開場が12時45分で自由席もある会でしたので、入り口で並ばれているのかと思いきや誰もいません。
すると隣の小ホールで待たれていました。暑いので冷房の効いたところでお待ちくださいとのこと。
「いやあ、こんな心遣いは初めてやなあ」と感激していたのですが…。
今回の座席は6列目の上手側。しかし、舞台の中央ぐらいが目付柱になっていたので、本舞台のほぼ中央を観ることができ結局良席でした。
13:30開演
仕舞(13:00~13:55)
巻絹 キリ 塩谷恵
経正 キリ 長山耕三
井筒 波多野晋
蝉丸 山本正人
天鼓 小西弘通
塩谷恵さんは年配の女性の方でした。女性だからなのか、そういう謡いなのかわかりませんがお声がよくわかりませんでした。
長山耕三さんがものすごく声の通る方で私好みでした。そういう謡いなのかもしれませんが。
仕舞って謡いがよくわかっていないので、なかなか難しいです。
楽しめるまでまだまだ時間がかかりそう。
狂言 狐塚(13:55~14:20)
太郎冠者 茂山千五郎
次郎冠者 茂山七五三
主人 松本薫
主人が田んぼの鳥の被害がひどいので、太郎冠者と次郎冠者に鳴子を持たせて鳥追いをさせる。
夜になり主人がお酒を持ってねぎらいにやってくると、太郎と次郎は狐が化けているに違いないとして、主人の杯を飲まずに捨ててしまったり、狐ではないかと尻尾をさがしたり。挙句の果てには松葉をいぶした煙を吹きかけ、主人が怒って太郎と次郎を追いかける。
千五郎、七五三さんが出てこられるだけでおかしくなってしまうから不思議です。
鳴子を持つのが嫌だから、お前持てとかの場面とか、「ひやぁ~頼うだお方でしたかごめんなさ~い」も面白かったです。
このあたりから会場が暑くなってきて、舞台に集中できず、残念でした。
舞囃子(14:40~15:05)
邯鄲 観世銕之丞
野宮 大槻文蔵
お囃子が入って大好きな舞囃子なのですが、もう暑くて暑くて気分が悪くて全く楽しめませんでした。
邯鄲なんて漢文の有名なお話なのに…。野宮も源氏物語なのに…。残念です。
休憩15分
ちょっと空調がきいてきて何とかお能は観れそうな温度になった客席。
お能の前に堺市文化振興財団の方のご挨拶がありました。
堺市民能は毎年夏の恒例行事となっているそうです。
来年3月で建替えのため今年がファイナル公演になるとのこと。
それで千五郎さんや七五三さん、銕之丞さんなどそうそうたる演者さんに来ていただいたということだったようです。
平成31年に客席数2000のホールに生まれ変わるとのこと。それまでは鳳での開催になるようです。
能 自然居士 忍辱之舞(15:25~16:35)
自然居士 長山禮三郎
童女 長山凜三
人商人 福王茂十郎
人商人 福王知登
門前の者 茂山千三郎
初めて観にいった狂言の会で面白おかしく解説をされていた千三郎さんが今回は門前の者として登場。
今日はお寺の七日説法の日だからなんだかと説明。
お声が全然違う。かっこいい。逸平さんほどではないですがギャップがこの方も激しい。びっくり。
自然居士が説法を始めると、かわいらしい女の子が小袖を持って両親追善供養をお願い。
すると、人商人が現れてこの女の子は昨日買ったものだと言ってつれて帰る。
女の子の小袖は自分の身を売って買ったものだったとわかり悲しむ自然居士。
船出しようとする人商人に小袖を投げつけ、女の子を返せ。
いや返せない。舞を舞ったら許してやろう。この烏帽子をつけて踊れ、羯鼓(かっこ)鼓?を持って踊れだの言ってそれにこたえる自然居士。そうして女の子は都に戻れることに。
またまたワキ方は福王さん。
初めてお能を観たときにワキ方が福王知登さんだったんです。
今回はお父さん(?)の茂十郎さんと登場。
もう、声がそっくりおんなじ。ちょっとこもった感じの。
シテの今回の面(おもて)なんか好きだなあ。
というか、悲しんでるとき、笑っているとき、怒っているときの表情が違って見えました。
小袖をうりゃあって投げつける件は本当に顔が怒ってるみたいでしたもん。
お能3回目にして初めてわかったような気がしました。
お衣装も紫系で派手はででなくて。私好みでした。
烏帽子をつけたり、羯鼓をつけるときって、ひたすらつけるのを待つんですね。
歌舞伎だったらお囃子でごまかしたり、共演者が踊っていたりするんですけど。
後見さん二人がかりでつけられてましたね。
羯鼓の舞では鼓を打ってるのですが、それに小鼓さんがあわせるとかもないんですよね。
まあ、別にいいんですが、どうも歌舞伎と比べてしまう自分がおります。
あらすじがわかりやすくて、踊りも何種類もあって、謡いもいろいろあって面白い一曲でした。
次はマイクや変な照明演出のない能舞台で観てみたいと思います。