やふねでふねいりふね

早期退職後の日々

甲府で歌舞伎と温泉

2015-09-06 14:50:00 | 歌舞伎

新宿から高速バスで甲府に行く予定が、この日(9/5)は渋滞で1-2時間遅れると聞き、予約をキャンセルしてJR特急電車に変更。

甲府市総合市民会館で第1回市川喜昇の会」を観覧。喜昇さんは、澤瀉屋(市川猿翁=三代目猿之助)一門の市川右近さんのお弟子さん。十数年前に一門の舞踊会を見て、踊りのうまさに感心して注目するようになった。今年で歌舞伎に入って18年とのことだが、最近では個性のある脇役の女形として頑張っている。本人の舞台挨拶によると甲府出身の唯一の歌舞伎役者ということで、地元のイベントに参加したりしていて、この会も勧められて開催することになったという。
「正札付根元草摺」では時代物の、「釣女」では松羽目物の滑稽な醜女、「申酉」では江戸の芸者とそれぞれ違う3役を見事に踊り演じ分けていた。午後の部を見たが客席はほぼ満席で盛況。8月30日まで大阪新歌舞伎座の「新・水滸伝」に出演して、9月からはスーパー歌舞伎の稽古が始まっている中で会の準備や稽古は相当な体力・気力を使ったと思われるが、成功して疲れも飛んだことだろう。

帰りに、予め調べておいた近くの「新遊亀温泉」で入浴。建物は外見も室内も普通の銭湯。浴槽は3つあり、左奥が一番熱く(たぶん46℃くらい)腰までやっと入る。その右がぬるくて(たぶん40℃くらい)、手前が熱い湯とぬるい湯が流れ込んで中くらい(たぶん43℃くらい)。茶褐色の透明な温泉で、ぬるい湯に長く入って肌がさっぱりした。
湯上りには手打ちそばの店で、えび天と大根おろしに熱いつゆを注いで、冷たいそばをつける”みぞれそば”をおいしく食べた。

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