おかえり ファミリーホーム
5月12日(日)の毎日新聞にて
養育里親・坂本洋子さんとファミリーホームについての
記事を読みました
養育里親について、初めて知り
たいへん勉強をさせて頂きました
かなり長い記事なので
要約をして、私なりにお話しをさせてください
坂本洋子さん
坂本洋子さんは、東京都八王子市に在住の方で
ご結婚されても子供さんがいなかったようです
そこで1985年・28歳の時から養育里親となり
39年間で19人の里子を育てました
養 育 里 親
養育里親とは、親の虐待や死亡、病気などの理由で
親元で暮らせない子供を引き取り、自宅で育てる里親の事です
中には、強いトラウマや病状を抱えている里子もいます
そのような子供も含めて、坂本さんは迎え入れます
ファミリーホーム
ファミリーホームとは、施設中心の生活・教育から
場所を移して、家庭教育を優先するための名称です
通常5~6人の里子を受け入れ、家族として生活をします
そのような里子の中で
坂本さんには、特に忘れることのできない子供がいます
一 郎 さ ん
一郎さんは、坂本さんの自宅へいらした長兄です
しかし自宅や学校でも問題行動が目立ったため
別の施設へ移ることになりました
そんな中オートバイを運転中、一郎さんは事故に遭い
17歳の若さでお亡くなりになりました
坂本さんは、立ち上がれないほどのショックを受けました
それからもご苦労が続き、一度は里親を辞めようと考えたのですが
坂本さんは踏み留まりました
そして一郎さんは坂本家を出て施設に移る際
ぶどうの木を描いて、聖書の一節を伝えたそうです
人がわたしにつながっており
わたしもその人につながっていれば
その人は豊かに実を結ぶ
新約聖書・ヨハネによる福音書15章5節の言葉です
坂本洋子さんのこれまでのご苦労と献身に
ただただ私は頭が下がる思いです
そして里子の皆さんが無事成長し
社会の中で、ご自身の能力を発揮されることを心より願っております
それからもう1つ、大切なことに私は気が付きました
「おかえり!」と迎えてくれる家や家族を
人は望んでいるのではないでしょうか?
辛い思いや悲しみは、時として避けることが出来ません
そんな時、温かく迎えてくれるファミリーホームを
多くの人が必要としているのだと思います
今回は養育里親とファミリーホームのお話しをさせて頂きました
ご一読ありがとうございました
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