ふざけるな静岡県!
今年1月に運転が終わり、廃炉が決まった浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)1、2号機に関し、国から打ち切られた静岡県への交付金を中部電力が寄付の名目で肩代わりすることになった。中電が26日、発表した。12年度までの4年間で、交付が予定されていたのと同額の約22億円を上限に支払う。
これってこれまで通り、原発を運営していく見返りなのか。
肩代わりするのは、運転から30年を超える原発をもつ道県に国が5年間でそれぞれ25億円を支払う「原子力発電施設立地地域共生交付金」。この交付金の制度ができてから初の廃炉で、静岡県は中電に肩代わりを求めていた。運転30年以上の原発は国内で、ほかに16基ある。今後廃炉の本格化が予想される中、先行例として各電力会社の廃炉計画に影響を与えそうだ。
中電は「異例だが地域との共生を考え、判断した」としている。静岡県は交付金で、御前崎市を含む周辺4市の道路整備や学校の修繕をする予定だった。
ふざけるな、原発の廃炉に伴う交付金の廃止を民間会社に肩代わりさせるなんて許されない!