陽だまり家族の 山下のおばあちゃん(仮名)
心の中で通称 ≪お~いの 山ちゃん≫ は85才
淋しがりやで いつも
≪お~い≫って 呼びつけるから
足が弱くなって 手引きしないと 歩けない
車いすを 使う事もある
幻覚に 悩まされて
時々 ≪恐い こわい≫ と言う
散歩のときに 少し時間もあり 話を聞く
≪昔は 何してたん?≫
≪いろいろ 売ってた≫
≪どんなものを 売ってたの?≫
≪ネギや ジャガイモ 醤油とか。。。≫
≪肉や魚は なかった≫
≪よく 売れましたか?≫
≪まあまあねぇ~≫
≪息子に 逢った?≫ って よく聞くから
ちょっと 辛いんだよね
確かに 退屈するしね
一人じゃあ 淋しいからね
施設には 家族のように って
理想はあるけど
職員の数と 仕事の多さから
なかなか 向き合えないし
結果 家族ではないから
孤独を 感じさせてしまうのは 否めない現実なんだ