立川です
世の中に物は溢れ、玉石混合の世界。なにが本物でなにがニセモノかの
区別がつけにくい世の中です。
中国のようにニセモノを作ることが文化になっている国もあるぐらいですからね。
ある人が苦労して試行錯誤しながら長時間かけてやっと作り上げたものを
さらっと美味しいところだけ、あるいは全てマネして本物そっくりに作り上げる。
これは楽だし、売り方が上手ければ大儲けだってできます。
いくら著作権で守られているとはいっても、末端の小さなオリジナル商品や作品にまでは
なかなか司法の手も届きません。
私自身はパクリとかニセモノを作るとか大きらいで、自分の生き方としてパクリ(ものまね)
は選択したくありません。
オリジナル作品を作ることにこだわって生きているつもりですが、これがなかなか
非効率で愚直な生き方なんですねえ。
インスピレーションが降りてくるまでは待たなくてはならないし、一から自分で
考えなくてはなりません。
そして出来上がったら出来上がったであちこちでコピーされていて、なんだか
切ない気持ちにもなりますが、一度作ったものに執着していては次に進めないので
別の新たなものを作ることにフォーカスして、それらを作る喜びを
エネルギーに変えています。
でもそうは言いながら、私だって100%オリジナル作品を作れているわけでは
ありません。
業界内外でインパクトを受けたデティールなどはちゃっかり自分の作品のどこかに
組み込まれているし、お客様からオーダーいただいてもそのお客様のイメージが
他の誰かのものだったりすれば、それは間接的にはモノマネです。
そう考えると100%オリジナルなものなんてそうそう存在しないってことですよね。
踊りでも楽器でも自分達の先生のマネから入り、それが土台になっているわけですから
エラそうにオリジナルなんて言葉を使ってはいけないのかも・・・・。
じゃあ私は一体なにを目ざしたらいいんだろう?って考えていたらどこからともなく
「極める」という言葉が降りてきて頭から離れない。
どうやらオリジナルとかにこだわることなく、昨日よりさらに納得した作品を
作り続けることでいつの間にか自分独自の世界ができてきて、それが極めると
いうことに繋がってくるように思えてきました。
いろんな誘惑がある中、一つの想いを貫くって容易ではありません。でもそれを
やり遂げた人だけが極めた人として後に名を残せるようになるんでしょうね。
あ~~~先は長い!でも自分が目ざす方向が分って気持ちは晴れました。
パクリは一時の儲け。極めれば一生の儲け。 BY立川 チャンチャン
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます