こんにちは智です
今回のテーマは、いつもと少し角度を変えて、
踊り手を後ろで支えるアルティスタ達にスポットを当てました
よく、初めてフラメンコを見る友達に
『後ろで黒い衣装を着て、手拍子して叫んでいる人達は何をしているの?』と聞かれます。
Cante[カンテ/歌]・Toque[トケ/ギター]はフラメンコの知識がなくともわかりますが、
フラメンコ特有のPalma(s)[パルマ(ス)/手拍子]やJaleo(s)[ハレオ(ス)/かけ声]は、きっと初めて見聞きするものなんだと思います
そこで フラメンコを愛するナジャハウスとしては、フラメンコを観る方達にも
『もっと楽しんで欲しい 』ということで、パルマ(ス)についてちょっとした豆知識を伝授いたします
「パルマ(palma(s))」はスペイン語で「手の平」のことです。
フラメンコでは、この「手の平」もギターと並んで重要な楽器となり、曲調に合わせて、
はじけて乾いたような甲高い音「セコ(seco)」と空気を含ませ低くこもった音「バホ(bajo)またはソルダ(sorda)」を使い分け、
拍の頭打ちと裏打ちを組み合わせてリズムを刻みます
このパルマを駆使し、時にハレオ(掛け声)をかけ、踊り手、歌い手、ギターを盛り上げ、
全体の呼吸を合わせていく役目を担ってくれるアルティスタのことを、パルメーロ(男性) パルメーラ(女性)と言います。
豊富な曲の知識、冷静で正確なリズム打ちと高度なテクニックを要するパルメーロ(ラ)は、
本場スペインでは専業として成り立っています。
日本では、まだまだ専任のパルメーロ(ラ)が少ないため、お教室の先生や上級生、または歌い手が兼任する事が多いようです。
舞台で踊った経験のある方ならきっと誰しも、緊張のあまりコンパス(リズムの周期)を見失しなったり、
真っ白になってパソ(ステップ)を忘れてしまったりと・・・沢山の失敗があったと思います
私も踊っていて、泣きたくなるような事が何度もありましたが
そんな時いつもパルメーラのパルマとハレオに助けてもらい、勇気づけられて最後まで踊りきることが出来ました
そんなすばらしいパルメーラ(手拍子をする人たち)、そしてカンタオーラ(歌う人たち)に敬意を表して
パルメーラ&カンタオーラ用の衣装を考案してみました
パンタロンでスタイリッシュに、マニッシュにベストと合わせてかっこ良く
ブラウスとパンタロンの異素材の組み合わせで陰影を楽しみましょう
女性らいしいブラウスにマーメイドファルダを合わせて甘辛コーディネート
シージョのフレコで動きを出して
編み目がクッキリとしているので、近くで観ていてもお客さんに楽しんでもらうのもいいですね
黒でまとめても、これだけ楽しめるコーディネート
これからフラメンコを観に行く機会のある方は、バックのアルティスタ達にも見逃さず
注意してみてね
きっと楽しみも倍増するはずです
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フラメンコ衣装・舞台衣装制作
ナジャハウス
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