小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第422回小麦句会投句一覧(2/7選句締切)・・・一部追加しています。

2020年02月03日 08時28分07秒 | 1日句会
 




 
二月になりました。
突然コロナウィルスによるパニックの襲われていますが、皆さんは大丈夫だろうか?
インフルエンザにかかるようなものと考えてみれば、少しは落ち着くかなと。
この騒動が及ぼすものは大きい。
特にオリンピックに影響しなければいいのですが。
が、季節は確実に春。
前を向いていきましょう。
 
投句一覧をお届けします。
 
★★★
 

サーカスの春や鷗の宙返り  

冬晴や街にジンタの流れ着く  

白鳥の寒九の水を賜れり   

サーカスの虎の遠き眼風疼く 

日脚伸ぶサーカス小屋を囲む列  

冬鳥の羽の諍い静かなり  

小屋を出るピエロに涙冬の空   

サーカスや子らに風船サービスし

空中ブランコ見てきて砂を抜くあさり  

テセウスの繁吹く舳先に冬鴎   

着膨れてルオーのピエロ呼び込める   

せはしなく鳴いて撒き餌の冬かもめ   

白鳥やサーカスの子の転入生   

単身赴任の無聊を癒す都鳥  

水鳥や暗号めきし飛翔かな   

都鳥サーカスの子に攫われて  

サーカスのテントふあふあ虎落笛

水鳥の水輪消しゆく白さかな  

寒の水歓び揺らす百合鴎  

白い息吐く地上へと首延べて

サーカスのジンタ二月の空重し 

道化師や枯野に淡き夢の跡  

地下鉄を出て鳥雲になる時刻 

夢と春置いてサーカス街を去る

サーカスのテント叩いて芽木の雨

サーカスやピエロがかぶる熊の皮

風ごと吸い込まれ冬のサーカスだ  

着ぶくれてサーカス団の象つかい  

厚着して脚を使えば娑婆の風  

啓蟄やサーカスてふ触太鼓   

人日や順番待ちの夢の國   

裸木や地下鉄表示の鮮明さ  

オリオンを見上ぐる土竜首を出し 

ジュラ紀より続く冬凪の地下街  

羽広げ飛び立つ準備春を待つ  

さすらいや明日は何処の白鳥見む

コート脱ぎメトロの上のナポリタン  

 

冬鳥を旅の友とすサーカス団    

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 2月7日(金)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています

 

 

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

 

nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

 

選句メールの作り方は、このブログのカテゴリのうち「小麦句会への参加方法」をよく確認して送っていただきますよう、重ねてお願いします。 

 

★★

 

俳句「麦の会」ブログ移転しました。

http://mugihumi2190.seesaa.net/



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