小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第428回小麦句会投句一覧(5/7選句締切)

2020年05月02日 08時35分55秒 | 1日句会
投句がそろいましたので、選句をお願いします。
いろいろ先が見えない時間をすごしていることと思います。
少しだけ先が見えてきたと信じながら、我慢の日々でしょうか。
人間不信に陥ってしまうような話もたくさん聞こえてきますが、それだけ世の中こんらんしているのではと心配しているところです。
 
まずは選句前に↓確認しておいてください。
 
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★投句一覧★
 

探偵がミラーを見上げ遅日かな   

遮断機の竿(バー)の直立五月来る 

今日は出社いつものバスとハナミズキ

八重桜行方の知らぬバスの中   

のろのろと下りる遮断機風は夏  

舗装路のすく間朗らに菫草       

物質転送装置は不調遠蛙  

職安に向かふ横顔五月来る 

余花落花黙したまゝの起重機に

投函の切手は牡丹濃紫   

コロナ禍の時差登校や花は葉に

風光る遠近法の似合う街  

三月のあの日とおなじさくらさく 

電線の隙間から見る五月晴   

StayHome空押し上げる花水木 

電線の引っ張り合っている暮春 

五月晴恨めし過ぎるコロナの禍 

春雷の遠近標せる赤コーン  

遮断機の向こう五月の蒼き空 

絶え間なき道路工事や落椿  

ガス燈の倫敦恋ひし五月空   

電線が風受け止める花は葉に 

帰郷への戸惑いバス待つ修司の忌

ふるさとの鉄橋春の音させて  

やや傾ぐ電信柱花は葉に  

天を指す遮断機の尖鳥雲に 

筍を抱えゾンビが来る踏切 

粛々と物みな動きの止まる春

犬友が歩道狭める日永かな 

単調に暮れて残花の匂う路 

バス停に故郷の訛り四月尽  

限りなく塀は水平春の土  

踏切を渡りポストに春は過ぐ

花水木パワーショベルが街を噛む

花冷えのポストを統べる男かな 

遮断機の分ける青空春惜しむ  

出稼ぎの寮に故山の余花便り  

踏切の竿高々と揚雲雀    

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 5月7日(木)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

 

選句メールの作り方は、このブログのカテゴリのうち「小麦句会への参加方法」をよく確認して送っていただきますよう、重ねてお願いします。 

 

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