小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

(3/7選句締切)第329回小麦句会投句一覧

2016年03月03日 01時05分29秒 | 1日句会





たくさんの参加ありがとうございます。
投句一覧をお届けします。
それぞれの句を読み、もう一度写真のなかを歩いてみましょう。
きっと何か違うものが見えてくるかもしれません。
そんな楽しみがあるかもしれませんね。

☆投句一覧

殺人鬼のいない真昼の落椿
球音のあとの歓声風光る   
木の芽風生かされ生きる道の途上
球春到来監督の手にタブレット   
石橋や耳に囀り地に息吹    
石橋を渡れば揺るる春の水   
風光る空に子どもの笑ひ声   
春の雲掬えば水の重さにて  
大きくなるの子は母にめだか問う
この道を曲がれば二月硬き空
  
電柱が子らを見守る寒き春   
春浅し野球ボールの沈む池  
母と子の喃語の世界春日差す
ひとつまた水に椿の落ちし音 
紅椿まばら成りける人通り  
母と子の夢は甲子園水温む  
水温み妖精踊りゐる緑地   
春来る新監督は最年少      
早春の池や人声よく届き  
母と子の行く手をふさぐ落椿

足が向く数えきれない春の数  
膝頭寄せあう親子水温む  
椿餅美味しと終う知も奇抜 
何処見ても希望の光春舞台   
被写体のどこを切っても春めけり 
限界の街に球音木の芽晴
揺れ落ちて青葉を残す寒椿 
こんな日もあった3・11前の午後 
啓蟄や空いっぱいに羽伸ばす
けさ初音途切れ途切れの身の限り

浅春の黄昏酒店へ草野球  
五位鷺の杞憂と分かつ木の芽風 
人声のまばら間遠に椿落つ  
片隅の空より鳥と落椿  
椿咲く平和の中にある退屈  
初恋はうたかたの夢椿落つ
冴えかえる空気け散らす球児かな  
冴えかえる球打つ音の響きけり   
悠久に春の空ある祖国かな   
徘徊す春のいのちのど真ん中
青空の向こうは戦争落椿  
踏青や生者を癒すビオトープ
サンデーの表紙は「ON」揚雲雀




★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
3月7日(月)24時

★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

↓投句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。


ちょっとした情報
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