小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第500回小麦句会投句一覧(5/7選句締切)

2023年05月02日 08時17分44秒 | 1日句会

カレンダーはどんどんめくれていく。

GWもあっという間にやってきて、過ぎようとしている。

小麦句会500回、年に何度か連休がからむ投句や選句のタイミングがあった。

いま、特に予定のないGWを過ごしながらふりかえる。

今日はいい天気・・・・。

 

★投句一覧

 

老いを知り無理なく生きてつつじ咲く   

この町にいつか根をはり花つつじ    

山躑躅盛土に水の抜ける穴    

躑躅落ち川で踏まれる機会無し    

機上より復興の街新樹光     

異国より尋ぬる人や春の雷    

風薫る健吟健句五百回    

毛氈のやうに敷きつむ花つつじ   

花水木B29の過る空    

アンカレジ経由パリ行き五月来る    

虎造の啖呵聞ゆる此ノ新茶     

飛行機の影を落として余花の町    

朱のアポロ乗せて五月のローリー車   

うら若い機長挨拶春の空    

落ちぬれど同じ形(なり)して躑躅燃ゆ  

南溟に吸い込まれし機花は葉に     

演説の声にうんざり躑躅燃ゆ    

花曇り海豚は越える国境線   

大胆で身の程知らずさつき咲く   

水弾く光を占めて芝桜    

空き家でもつつじは塀を零れ咲く  

躑躅咲く町工場の薄埃     

花いばら内耳に黒いジェット音    

花水木核の傘から出られない     

逝く人の黒き車や残る花   

えごの花お昼休みの製材所    

飛行機に乗せる微笑み春惜しむ    

パイロット旅団率いて春の月    

堰落ちてまた筏と為す花屑     

揮発する如く老いけりえごの花   

夏空やコックピットに日章旗    

命終え毒なき躑躅川面へと   

飛行機雲の解かれ融ける竹の秋    

紅躑躅旅の終わりを燃えに燃え       

目に若葉遠くへ行きたい旅番組     

夕暮れの愚痴を躑躅は聞き上手     

隠れ家は躑躅満開逃げられぬ    

葉桜やサヨナラをいさ盃受けむ  

えごの木に心の曇り晴らす花    

メーデーや飛行機上昇志向かな     

飛行機の小窓の故郷青山河    

離陸機の音の轟き昭和の日   

ありのまま飛べそうな空えごの花     

喧嘩して勝って空しき花曇  

 

★選句要領

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 5月7日(日)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp

 

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俳句「麦の会」ブログ更新中。

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