八月に入りました。
長かった梅雨。
梅雨が明けたら、あっという間に立秋や盆がやってくる。
新型コロナの不安が猛暑と一緒に国を覆って、すっきり夏空を仰ぐことができません。
引き続き、まずは自分で自分を守ることをこころがけていきましょう。
では、選句をお待ちしています。
♪この句会はどなたでも参加できます。
果物の賑わうパフェ梅雨明ける
窓外の木々は慰め氷菓食ぶ
漆黒の梁よりランプ梅雨明ける
灯籠や護岸工事の完成す
八月のチーズ・フォンデュに喉渇く
窓あけて西日を掬ふ銀の匙
ゆく夏のカフェのしづけさテレワーク
真鍮のらんぷの潤む夏館
賑わいは遥か彼方に堪える夏
山小屋の灯受けて二つ星
プチ鬱を埋めひとりの苺パフェ
夏の灯やまだ来ぬひとを洋食屋
初秋の玩具の街に住まひけり
夏季休暇明けはブラックコーヒーで
密談のカフェで羽蟻をつぶす音
夏の灯や甘味に誘わるグレーテル
人に倦み雨に倦み酒涼しけり
鉈彫りの梁剥き出しに夏館
銀の壺なぞれば処暑のきて座る
梁太き茶房別れの氷菓溶け
サイフォンの音ぽこぽこと梅雨明ける
夏空に囚われている熱気球
隣席は向こうの世界苺パフェ
新婚は裸電球冷奴
コーヒーカップ揃へて待つや秋ぐもり
雷雨急明り消えては点りては
逢えぬ日の窓の明るさ梅雨明ける
来客は昭和レトロのサングラス
木の色がやさしい喫茶梅雨晴れ間
八月の女の去りしカウンター
悲しみの眼で夕凪をすくう匙
照明を落とす店内日の盛り
三伏の卓に置きたるパフェかな
通夜の帰途オンザロックのカウンター
氷菓子溶ける窓辺や君を待つ
ユーミンの流るるカフェに苺パフェ
逝く夏の茶房の椅子の背の孤独
ひと味の氷菓ひと日の無事終わる
椅子に蚊が店員呼んで処理させる
盆芝居旧街道の宿場町
飄々と歌論俳論氷菓舐め
屋外はコロナ・水害梅雨末期
選句数6句(うち特選1句)
締切 8月7日(金)24時
選句コメントをつけて送ってください。
選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。
★当番は宙虫です(選句送付先メルアド)
★★
俳句「麦の会」ブログ更新中。
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