小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第466回小麦句会投句一覧(12/7選句締切)

2021年12月02日 19時00分09秒 | 1日句会

12月になりました。

熊本でも初氷や霜のニュースが流れて。

あとひと月、あっという間に今年も終わりそう。

コロナの新型ウイルスが不気味で、大きな拡大につながらなければいいのですが・・・。

気をゆるめることなく、年末を過ごしましょう。

 

 

 

★投句一覧

 

凩の過呼吸つづく路地酒場  

冬の旅下校の児らに道尋ぬ   

山裾へ吸い込まれゆく十二月  

北風に押され暖簾を押し潜る   

初雪や理由をつけて居酒屋へ  

冬青空路地裏奥の商店街  

十二月八日の朝の通学路  

紅い影は饒舌路地の冬物語   

学童や山眠りかけて居る頃  

寒柝の路地一列に遠ざかる   

物知りの横におとぼけおでん酒    

寒鰤やコップ酒酌み老主筆         

シャッターのゴジラ火を噴く十二月  

人気無き冬日の遊ぶアーケード   

熱燗を待つ間近づくゴジラの咆哮   

木枯一号シャッター街にゴジラの絵   

息白し新聞少年走った時代   

延ばそうかけふの宿題花八手   

直向きや路地に凍てつく赤提灯  

通学や電線撓る冬の空   

落葉吹き込む駅前銀座商店街   

道草をして黄昏れの焼芋屋  

牙を剥く壁画のゴジラ神無月  

片端に寄り添う下校山眠る  

御前の愚痴なぞ聞かぬおでん酒   

少年たちの目に僕はない十二月  

老妻は惣菜買って温め酒   

居酒屋の木枠のドアに落葉降り   

串打ちを終えて午後待つ焼鳥屋   

いつのまにか婦唱夫随やおでん酒   

熱燗や訛り飛び交う町長選   

みかん箱の向うに昭和つづく路地  

灯を入れて師走を照らす赤提灯  

草臥れた靴と電線師走かな   

新蕎麦を掻ひて尽きせぬ慕び酒     

おでんの匂い女狐くぐる縄のれん    

お喋りの女が気づく虎落笛    

真ちゃんのその後わからずおでん酒  

居酒屋の焼肉匂ふ歳の市    

見えている学校遠し雪もよひ   

綿虫のとぶ訳電線垂れる訳  

雲低し傘を持たせる朝寒し   

 

★選句要領 

 

選句数6句(うち特選1句)

 

締切 12月7日(火)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

 

当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp

 

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