こんばんは。
東京は開花宣言しました。
みなさんの住んでいる場所はどうでしょうか?
兼題:帰
河豚の鰭板干す路地を猫帰る 詠正
○(あちゃこ)リアル感に引きつけられました。夕方の呑みや街が目にうかびます。
春荒れや妻は実家に帰りたる 瓦すずめ
○(アネモネ)「春荒れ」でしばらく膠着状態がつづきそう。そんな時もありますよ。
(選外)(泉)正に春の嵐ですね。奥さんを呼び戻すのが大変です。
擦れ違ふ者なき空へ鳥帰る 幹夫
○(仙翁)春になると、去ってゆくものもあります。
○(敏)何もないまっ青な空を渡る鳥の姿が印象的です。
◯(多実生) なるほど、すれ違いなどない大空です。
〇(ルカ)どこへ何をめざして鳥は帰るのか。寂寥感あり。
朧なるアイデンティティー帰国子女 泉
〇(瞳人)そういう朧がありますね
授りぬ〝ばつ〟の夫婦(めをと)に春の虹 瞳人
白鳥の帰る日ちかき仕ぐさとも アネモネ
○(幹夫)帰る日が近づき白鳥も何だかそわそわしているのでしょうか。ありそうな景ですね。○(餡子)そろそろ、北へ帰る用意・・。どんな仕草なのでしょうか。
○(敏)どこかそわそわした仕草を目にしたのでしょう。
◯(アゼリア) 近くの沼の子白鳥が帰る日が近ずくと渡りの練習をしています。「クオー」と鳴きながら夜空を飛んでいきます。「仕ぐさ」にはきずきませんでした。
○(まきえっと)来るときはいつの間にかなのに。見送るのは切ないですね。
どれも皆帰る眼をして流し雛 ルカ
◎(吾郎)いろいろな思いが交錯する瞬間。…フクシマ…
◎(瞳人)そうですよね、そこを見た、と言う一句ですね
○(アネモネ)意表をつく措辞に、つくずく俳句は断定が大事なんだと思ったです。
○(詠正)娘が成長して親の手を離れると、例年のごとくに飾ってきたお雛様が「ぽつん」と残される。それでも翌年、そして次の年にも飾るけど、遠くに嫁いだ娘は雛祭の頃には帰ってこない!親としては切ないが、流し雛にして何かの形で生き返って貰いたいと・・・だが、雛は「あの場所に 帰りたい」と眼で訴えている。どうしてこんな悲しい句を作れるのだろう。作者の繊細な心が美しい。
○(瓦すずめ)流し雛をあまりみたことがなかったので、検索しました。あの細い目は、帰る目なのか、と納得しました。
○(餡子)実際に流しびなを流した経験はありませんが、きっとそんな目をしているのでしょうね。意表をつかれました。
○(仙翁)やはり、雛たちも帰っていくのでしょうね。
○(宙虫)なんだか切ないし、残酷にも思える流し雛の風習。
○(あちゃこ)己れの分身に寄せる思いが伝わってきます。
○(まきえっと)そうなんですね。妙に納得させられました。
ままならぬ帰農の三月時針止む 藤三彩
○(呆夢)3・11から時計は止まったままでしょうか。思うような農作業が早くできるように祈っています。
(選外)(瓦すずめ)もう春だというのに、農作業はままならない。腕時計を見れば、時計の針が止まっている。いらだつ様子を感じました。
(選外)(道人)冬場は農人ではないのでしょうか?三月の農人の微妙な心の揺らぎを詠って余韻あり。「時計止む」が良い。
帰り来ぬ家族の写真花辛夷 あちゃこ
◎(幹夫)辛夷咲く嗚呼北国の春♪・・・北国3月11日に詠まれた俳句なのでしょう。悲しみが伝わってきました。
○(アネモネ)「来ぬ」を「きぬ」と読むか「こぬ」と読むか迷いましたが、季語の向日性から「きぬ=きた」と読みました。東日本大震災で田舎に置いた写真がほとんど流されてしまって過去を喪失してしまった思いがあります。上五が「帰り来し」と入ったなら文句なく◎でした。
○(餡子)どうしても、3,11を思い起こしてしまいます。春の到来を知らせる辛夷の花。どこかさびしい。
帰宅時に摘み頃を見る山椒の芽 多実生
梯子して春満月と帰りけり ひなこ
◎(珠子)あたたかくて平和で。明日のことはわからないが、とりあえず今日は楽しかったなあと。読んでいる方もあたたかい気持ちになれます。
◎(まきえっと)いつもこんな風に穏やかな気持ちでいられると良いですね。
○(泉)十分に飲んだ。春の月が笑っている様です。
〇(瞳人)そういう昔が懐かしいです
◯(多実生) こんな事も有りましたが忘却の彼方です。
帰心なお一足ごとに青き踏む 敏
◎(あちゃこ)帰心は何処に向かっているのでしょうか。故郷そのもの?いえ幼い頃の自分や家族なのでしょうか?一足ごとに思いは深まるばかりなのですね。叶わぬ辛さが伝わります。
○(道人)今は失われた古き良き故郷に対する郷愁感が溢れている。
円墳に三角点標鳥帰る 餡子
◎(ルカ)三つの時の重なるとき。
○(あちゃこ)大きな景が浮かびます。歴史の中の人の営みが乾いた目で表現されています。
○(藤三彩)山頂ではなく古墳の上に標高が記されているという発見が面白い。立ち入り禁止じゃないのかな
帰らない色がある村雪柳 宙虫
◎(餡子)これも、3.11を思い起こしてしまいます。モノクロの世界となってしまった村に、かつての色彩が戻る日はいつになるのでしょうか。
◯(吾郎)切実な思いがよぎる…。
○(道人)「帰れない」ではなく「帰らない」が佳い。雪柳の白さには拒絶的な意思がありそう。
(選外)(瓦すずめ)帰らない色とはどういう色なのか。どんな村なのか。雪柳がどう絡んでいるのか。気になる作品。
春風に帰らぬ春を見ておりぬ 仙翁
〇(瞳人)春よ、春、おお、若き血の、春でした、わたくしには。思い出させてくれました
○(敏)五年経った三月十一日以前の東北の春を想起しているのですね。
○(道人)春風に季節の移ろいの一瞬を感じたた作者のゆったりとした厭世観に共鳴しました。
○(まきえっと)この一瞬は帰ってきませんね。
(選外)(瓦すずめ)「春風が吹いている間も、徐々に春は過ぎていく。過ぎてしまえば、もう帰ってこない」なのか「春風に吹かれながら、過去の春を思い出し、あの春は帰らないと詠嘆している」のか、どっちだろう。春風を相手に物思いにふける感じが良く出ていると思います。
ミモザ買う帰れない理由さがしつつ 呆夢
◯(吾郎)心の揺れ具合が忍ばれる色味。
○(宙虫)単に帰りたくない。それだけのことなのに・・・。
東京湾鈍色浅蜊船帰る 珠子
○(詠正)今年は地元の伊勢湾は浅蜊の解禁どころか、全く採れない状態になっています。地球温暖化で白魚さえもが禁漁。【鈍色】の東京の海ならば間違いなく稚貝は育ちますが、伊勢湾は完全に澄み切っていて、若布が幾らか収穫出来るだけ。地球を汚しているのは誰なのでしょうね。
鳥帰る未だ帰還困難区域 アゼリア
鳥帰る荼毘の煙の消ゆる果て 道人
◎(詠正)可愛がって頂いた叔母さま、私を産んでくれた母、そして親しい同級生を2ヶ月の間に相次いで失った身に、この句は身につまされるものがあります。風に乗って広がり、やがては「無になる空」を鳥が帰って行く。自然界には行くものと帰るものがあるが、人には帰る場所が無い
◎(仙翁)僕も最近、近しい人を送りました。煙も、鳥も、あの人のような。
○(呆夢)いつまでも見送っていたい気持ちになりますね。
彼岸西風帰還縁欠き死人が碑 吾郎
○(珠子)原発事故が起こって初めて「廃棄する方法がわからないまま始動した」ものであることを知りました。永久に還れない・死んでも還れないたくさんの方たちの苦しみ。それを思いました。
鳥帰る鏃の眠る古戦場 まきえっと
○(瓦すずめ)鳥が帰るために飛んでいく。そしてふと自分が立っている地面が古戦場であることを思い出す。鏃も眠っているに違いない。そんな土地と自分の上を鳥が飛んでいく。寂しさを感じさせる句ですね。
○(道人)時空を超えた鳥の哀しい習性と読むか、戦争を止められない人間の哀しい習性を鳥が憐れんでいると読むか、奥が深い句です。
テーマ:育
菜のつぼみ豊と走り十一着 瞳人
受験子の残念会は回る寿司 瓦すずめ
○(詠正)合格発表には必ず悲しい結果があります。中学卒業後、貧乏で高校受験をさせて貰えなかった私には経験はありませんが、受験して失敗した無念さは言葉では言い尽くせないものがあると思います。乾いてしまった小皿の寿司が 「くるくる」と回っていることさえ無念。でも心配しないで下さい。詠正は一年後に一念発起して進学高に入学しましたから。
○(泉)回転寿司を腹一杯食べて、再挑戦して下さい。
◯(アゼリア) 来年はぜひステーキでお祝いができるようお祈り致します。
育休の男も吹ける雉の笛 幹夫
○(宙虫)雉笛を吹く現代人のパパっているのかな?いないわけでもないでしょうが。現代語の代表の上五と中七下五のギャップが面白い。「男も」とするより「男が(の)」なのかなとも思う。
○(藤三彩)妻子を残し、狩猟のキジ笛を休暇には関係なく入山して吹いている。狩人の男ってこうなのよと狩人宿の女将が言っていた。
(選外)(道人)育休でなくても吹けそうだが、現代のテーマを捉えて巧み。
子供らが耕す親の背中見る 泉
菊根分け土の固さをほぐしては アネモネ
◎(敏)心のこもった植え替えの様が見てとれます。
○(ひなこ)土はやわらかくして育てましょう。
(選外)(藤三彩)菊根分けあとは自分の土で咲け 吉川英治 の結婚披露宴の句が思い起こされる
初めての杖一年生水温む ルカ
目借時育休ママの戻らざる 藤三彩
水底に蜷を育てる蘆の原 詠正
奔放に伸びし記念樹風光る あちゃこ
◎アネモネ)記念樹の奔放に伸びた枝振りがいいですね。剪定と下草刈りは是非小まめに!
○(詠正)農家の次 ・三男坊が東京へ就職前に植えた楓。天皇陛下が訪問記念に植えられた桜の木。同じように記念として行った記念樹ながら 共に奔放に伸びていく。しかし、奔放さでは前者に勝るものはない。鑑賞する人は一句に「さまざまな思い」を抱くのですが、曲がっていても鑑賞は好き好き。いい俳句ですね
◯(吾郎)放置されたままの帰還困難地域の樹が思われる。
◯(多実生) 先年高校に行ってみました。記念樹は沢山ありましたが、私達の記念樹は見つかりませんでした。
○(ルカ)上五が生き生きしています。
(選外)(瓦すずめ)廃校なのでしょうか? ほったらかしにされ伸びる記念樹に、光る風。生い茂る葉も光っているのでしょうね
片栗がうつむく狭庭五つ六つ 多実生
黄水仙日ごとに茎の伸びるのびる ひなこ
蕗の薹産みたる土の軟らかき 敏
◯(吾郎)あたたかさ、春の命、ウレシさ、様々な思いが溢れ出す。
○(仙翁)春の土は、冬をゆっくり溶かしていくのでしょう。
○(あちゃこ)根を養えば木は自ら育つ‼️土の有り様で育つ物もことなります。硬い土から育つ物は何だろうと
春うらら体育座りってあったよね 餡子
○(瓦すずめ)春の陽気の中で小学生の頃を思い出したのでしょうか。ユーモアとノスタルジーを感じました。
○(珠子)あった・あった。「おやますわり」「さんかくすわり」などという子もいました。今、あんな格好はとてもできませんね。こういう句はできそうでなかなかできません。
(選外)(道人)確かにありました。復活できないのでしょうか?
少女らの青を育てる沈丁花 宙虫
◯(吾郎)青にどきどきしてしまう。
○(道人)十七文字全体に思春期の薫りが漂っている。「少女ら」の「ら」は微妙なるも中七が佳い。
種を蒔き爪を洗ひて日の暮れぬ 仙翁
◎(泉)「爪を洗ひて」という表現に、生活感が溢れています。
○(餡子)晴耕雨読の日々を過ごしている方の或る一日でしょうか。ゆったりと時の流れを楽しんでいらっしゃる。
〇(瞳人)そういう暮らしに、憧れを感じるのは、勝手な言いぐさですね
鳥雲に釣り糸をひくタイミング まきえっと
○(瓦すずめ)陽気にてらされて釣りをする光景が見えました。最初は釣りに集中していたのですが、そのうち空に関心がいき、鳥が雲に入っていく様子に見入ってしまったのでしょう。そのとき、びくん、と釣り竿がゆれた。驚いたことでしょうね。
○(珠子)釣りは一度もしたことがありませんが、なかなか釣れない棹を見ているのは好きです。何気ない一瞬をさらりと掬った所に惹かれました。
○(幹夫)「鳥雲に」は「鳥引く」とも言う。○(宙虫)いろんなものがかかってきそうな。想像します。
○(藤三彩)鯵は強く引くと口が切れると怒られた
入学も近いか白き靴まぶし 呆夢
○(ひなこ)まぶし、新入生は何もかもまぶしいですよね。
変声期抜けきらぬ声卒業す 珠子
菩提寺の僧は育メン風光る アゼリア
○(餡子)菩提寺ですから、日頃お世話になりよく存知あげているご住職さんなのでしょう。おしめを取り換えたり、ミルクをやったりしているのでしょうか。
○(ルカ)イマドキがよく表現されています。
(選外)(泉)何となくユーモラスな俳句だと思います。
(選外)(藤三彩)お彼岸の墓掃除をする僧の中には外人さんもいました。
ひたすらに拝みて膨らむ白木蓮 道人
価値模索仕手だ育てし草餅か 吾郎
草千里焼く火広げる風の渦 詠正
○(ひなこ)渦巻く風、草千里ならではでしょう。
○(泉)雄大な風景を詠んでいると思います。
◯ (アゼリア) 壮大な光景ですね。一度見てみたいです。
愛の日や僕へと熱き男の目 瓦すずめ
北窓を開けて紫煙を野に放つ 幹夫
○(敏)いかにも春到来の嬉しさが所作に現れています。
(選外)(道人)煙草をゆっくりと一服。長い冬からの開放感あり。
大学を卒業奨学金重し 泉
○(幹夫)社会人となり君の力を社会に還元する時が来た!
花菜風坂の途中の見晴し台 まきえっと
◎(宙虫)無理のない情景が広がって気持ちよくなった。
筆、舌の耕かなはずに田掻牛 瞳人
若鮎の光り散らしてのぼり來し アネモネ
◎ (アゼリア) 美しい若鮎が陽を浴びて勢いよく清流を登っていく姿が見えるようです。
◎ (多実生) 何回も目撃しました。百二百と子魚の群れ、光のかげんで中の数匹が光を放つ瞬間が続きます。
○(ひなこ)光散らしてが綺麗。
○(瓦すずめ)若鮎の生命力を感じさせる描写です。
○(泉)若鮎の勢いが、良く表現されています。
○(仙翁)光散らして、面白いですね。目に輝きます。
〇(瞳人)春の息吹というものを、しっかり感じさせて頂きました
○(敏)若鮎のきびきびとした様子がうかがえるようです。
○(まきえっと)頑張れという感じです。光散らしてが美しい。
悲しみの色それぞれにしゃぼん玉 ルカ
◎(道人)しゃぼん玉も虹も淡色が癒してくれる。儚いが、悲しみもしゃぼん玉のように消えて行くことでしょう。
○(珠子)あの美しくも複雑な色を悲しみの色とは。恐れ入りました。
○(呆夢)しゃぼん玉の色は心の色を映しますね。悲しみが早く過ぎ去りますように。
就活保活残る雪解の終活露 藤三彩
鎮魂の一つに黙祷沈丁花 あちゃこ
○(呆夢)花は気持ちを癒してくれます。ありがたいです。
◯ (アゼリア) 沈丁花の地味な花が効いていると思いました。
繋ぐ手の温もり仄か初桜 多実生
○(幹夫)卒園式での体験でしょうか。心が温もります。
◯ (アゼリア) 手を繋いでいるのは、老夫婦でも初恋の二人でもいいですよね。温かい佳句と思いました。
春風やすらりと長き子の手足 ひなこ
○(アネモネ)いいですね。成長期!入学の時のだぶだぶの制服が小さくなってしまっている光景がみえます。
○(呆夢)悲しみの色濃い句が多い中、子らの未来を感じさせる句ですね。楽しみです。
○(ルカ)中七が、いいですね。
○(あちゃこ)すらりと長いのは手足?と取りましたが。長き子では、印象が違います。春風の中で手足を広げ、舞うように踊る姿がうかびました。
○(藤三彩)最近の子らはスマートになったもんだ.
村境なして菜の花明りかな 敏
◎(呆夢)菜の花が一面に咲いてきれいですね。境目のしるしになっているのでしょうか。花明りがきれいです。
○(アネモネ)いかにも村境。「菜の花明かり」が素敵です。
○ (多実生) 言われて見ると村境など気にした事も確認した事も有りませんね。
鳥雲に入る書き込みの多き古書 餡子
○(詠正)長年俳人との交流があると、長老やら新進気鋭の女流俳人の句集を頂くことがあります。しかし、その90%は「思い上がりの句集」なのはどうしたことでしょう。中には【ど下手の句を500句も並べた句集】もあって、表装は金ぴかというものもありました。松尾芭蕉や鷹羽狩行、稲畑汀子の句集ならば棚へ並べてもいいが、それ以外は嫌。素晴らしい一書 書き込みをして、栞を挟むような古書にお目にかかりたいものです。 「書き込みの」の「の」は不要かも
雪柳に流され僕は街を出る 宙虫
○(珠子)不思議な感覚。
○(ルカ)理由付けが欲しい年ごろの少年のイメージ。
玉葱の葉に寄り添うて蓮華咲く 仙翁
(選外)(道人)「寄り添うて」に生きとし生けるものへの愛と詩心あり。
啓蟄や起きたくないのに起こされて 呆夢
◎(ひなこ)納得!
啓蟄や昭和うごめく納屋の闇 珠子
◎(瓦すずめ)虫や動物だけでなく、闇の中の昭和もうごくのですね。どきどきします。
○ (多実生) 子供の時は明治、大正だったが既に昭和うごめくです。
花育て癒す悲しみ陸奥の空 アゼリア
◎(藤三彩)3・11から5年目、被爆地帯の先は長い
手水舎の薄氷掬う己が影 道人
○(幹夫)リズム佳し。身が引き締まります。 ○(仙翁)情景が浮かんできます。薄氷も、いいですね。
囲い込む縁が彼岸会婿行こか 吾郎
○(ひなこ)縁です。お婿さんになって下さい。
○(泉)リズム感の良い俳句(回文)だと思います。何事も縁ですね。
○(道人)現代は女性の時代。婿は彼岸会ならずとも、家の行事に誘って囲い込むに限る。
○(藤三彩)あさが来たの千代の旦那になる東柳啓介の心境か。”ほな行こか”
○(まきえっと)ホッとできる感じです。
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皆さん 今回も多様な句と読み方、大変刺激になりました。今年の春は変化が大きいですね。あっという間に過ぎてしまいそうです。楽しみましょう。
広島は次第に暖かくなっているのですが、今夜あたりから再び寒くなって来ました。油断をすると、風邪を引きますね。
今後とも宜しくお願いします。
また、皆様の句や評も楽しませていただいております。
ありがとうございます。