小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第499回小麦句会結果発表

2023年04月23日 13時25分32秒 | 15日句会

先日、スマホを家に忘れて外出。
普段はそれほど使用することはないですが、外出の途中に連絡をしなくてはいけないことがあり公衆電話を探すはめに。
見つかったはよかったけれど、最近はキャッシュレスで小銭を持っていないことにも気づき、便利な時代の不便にどっぷり漬かりました。

兼題:連
春愁いソ連の広い世界地図  楊子
〇(瞳人)行き着くところ知らずというさが?
◎(幹夫)ゴルバチョフが進めたペレストロイカ。帝国ソ連崩壊は30年前に遡る。そして今、プーチンロシアが復活を目論む。未だロソアは、日本にとって「対抗部隊(甲)」であり主敵だ。赤軍とはそういう代物である。
◎(珠子)長引く戦争となって、確かに余計に広く見えてくる、あの紙の世界地図のソ連。視点の鋭さと感性の柔軟さに脱帽しました。ソ連は地球儀で見直します。
○(餡子)本当に、世界地図を見るとロシアの何と広いこと!そして日本の小さい事! 
〇(まきえっと)さして気にならなかったソ連の大きさ。昨年から異様な大きさに見えますね。

連日叱る人も叱られる春の昼  泉
〇(瞳人)どこかの監督さんかしら

連続ドラマをまた観る薔薇を束にして  宙虫

もやし独活破産連鎖は同士やも  吾郎
◎(カンナ)完成度の高い面白い回文。
○(幹夫)元々は同士のオリガルヒとプーチン、それらの末路は? 冒頭の春の季語「もやし独活」とは、山野に自生する「山独活」に対してのネーミングで、特殊な栽培法により食べられる茎の部分をできるだけ長く伸ばすところから、「もやし」と言ったそうだ。
○(仙翁)もやし独活、破産連鎖、上手いですね。
○(藤三彩)もやしは価格の優等生だったのにウ露戦の影響で生産が難しくなっている。心配の怪文。
○(餡子)回文でこのような面白い物語が作れると言うことに驚きです。
◯ (アゼリア) 連鎖破産、恨まず同じ境遇と励まし合う同士とは心が広いですね。
〇(まきえっと)もやし独活の成長が破産と合っている感じです。

連動の動画揺るるや花の冷え  卯平

連作の出来ぬ作物茄子煙草  多実生
○(藤三彩)ナス科の野菜は、連作障害が起きやすいそうです。なるほど。

鳥帰る長過ぎる連休だった    カンナ
○(吾郎)コロナ禍の微妙過ぎる収束宣言を作成した政治家の本音 
〇(めたもん)連休が終わった後はいつもこんな感じになりますね。句の内容が破調と合っていると思います 。

連なりて目こぼし賜はる万愚節  瞳人

野良猫を連れて野良犬土手の春  仙翁
○(泉)ホノボノとして、ユーモラスな俳句だと思います。
◎(楊子)のんびりとした風景になごみます。大げさかもしれませんが、いつまでもこんな地球であってほしい。
○(アダー女)どっちもノラなんですね。長閑でちょっぴり切ないなあ。彼女も彼も人間のような気がする。
◎(吾郎)何と美しい光景!

春の夜や連体形の君といて  道人
〇(春生)「連体形の君」とはなんと素晴らしい措辞であることか!   
〇(めたもん)「連体形の君」が何を表現しているのか明確には分かりませんが、そこに想像と詩が生まれています。 
○(餡子)連用ではなく連体形ですか。夏だったら連用形かな。どんな女性なのでしょう。いやもしかして作者が女性?  
(選外)(卯平)面白い発想。しかし「連体形の君」が絶対か。「連用形の君」でも春の夜の景はバックで成り立つであろう。「連体形の君」が絶対となる季語の斡旋があれば選候補。「春の夜」が持つ妖しさを前提とすれば「連用形の君」の姿が浮かび上がる。

連獅子の毛振りの如く牡丹揺れ  アダー女

連翹の黄や黄昏の雨の中  幹夫
〇(カンナ)十七音に黄色の世界が広がる。
○(仙翁)レンギョウの黄色は、黄昏に映えそうですね。
〇(あき子)何度も口ずさみたくなる、心地よさともの悲しさの味わいのある句。
○(ちせい)「黄」の連続や雨の中がいいと思いました。
◎ (アゼリア)薄暗がりに雨に滲んで連翹綺麗でしょうね!
〇(まきえっと)こんな雨ならいいですね。

組む腕の温もり全学連デモ  餡子
〇(春生)「全学連デモ」懐かしい言葉です。あの頃は「ぬくもり」がありました。
○(幹夫)「ぬくし」同様「温もり」が春季語かどうかは分からないが、「全学連」も時代の寵児か。
◯ (アゼリア) 純粋な気持ちのデモだったのでしょうが、意外と早い転身に驚いたことも。
選外(吾郎)半世紀以上前の温もり
(選外)(藤三彩)その当時を語る人も少なくなった。「温もり」を季語とするには無理がありそう。

卒業生連弾の腕交差して  あき子
○(アネモネ)「連弾の腕交差して」に得心です。
マウンドを見つめて連れのない日傘  めたもん
○(アネモネ)「マウンド」の人と「連れのない日傘」との関係にドラマがありそう。
〇(瞳人)母一人子一人でしょう
○(宙虫)プロ野球観戦で日傘は嫌われる。きっと草野球の景色だろうか。
〇 (多実生) 居ます居ます彼を一人見つめる日傘の人。
選外(吾郎)マウンドを見つめる景が微妙

花水木紅白絡む連理の枝  藤三彩

問われればNO連翹の花は葉に  珠子
○(アネモネ)「NO」の断定がなかなか。
ブルートレイン春の夜空と連結す 春生
◎(アネモネ)上手く言えませんがこのメルヘンに惹かれまた。
◯(道人)春の銀河鉄道のイメージの句。ロマンあり。
○(アダー女)懐かしい寝台特急。「春の夜空と連結す」が「銀河鉄道999」を思い出せるメルヘンチックな句。
○(幹夫)曽て「走るホテル」とももてはやされたブルートレインが廃止されたのは2015年のことだ。夜空に光る美しい列車だった。
〇(珠子)空と結合するブルートレイン。やはり春の夜空が一番合っています。
〇(あき子)春の夜の、ブルートレインに乗っている気分です。
◯ (アゼリア) 夜空と連結ー素敵な措辞ですね。
◎(まきえっと)「銀河鉄道」を想像しました。夜空に吸い込まれていきそうです。
(選外)(卯平)「銀河鉄道の夜」の景だろうか。ストーリーから言えば春と言うより夏の夜空の方がマッチする。またブルーと春は近似の世界ではないか。

連戦し連勝すれば鳥雲に  ちせい

藤揺るる小さな嘘が連鎖して  アゼリア
〇(カンナ)比喩が上手い。
◯(道人)藤の揺れと小さな嘘の心の揺れの連鎖が面白い取り合わせ。
◎(アダー女)先日近くの森林公園に行ったら藤弦が近くの大木にまつわり絡んで伸びていました。確かに花の房がかすかに揺れながら。そう小さな嘘が連鎖反応していく感じ。藤棚の花も風が吹くと小さくゆさゆさと連鎖反応していました。「小さな嘘」という措辞が良いですね。
○(吾郎)そして雪だるま式に大きくなる
◎ (多実生) 風なくも揺れる藤の花房、有りそうです。
○(仙翁)小さな嘘、は連鎖しそうで揺れますね。
〇(あき子)小さな嘘と藤の房の揺れが連動して、ドラマが生まれそう。
◎(めたもん)中七・下五「小さな嘘が連鎖して」は、人の心をざわざわさせるリアリティーのある措辞だと思います。
〇(藤三彩)藤の花のせいではないのに可哀想。
○(卯平)藤房の揺れを見ていると「小さな嘘」は納得する。藤房の揺れの連鎖は「小さい」揺れの連続。あの微妙な揺れはまさに「小さな嘘」。
◎(ちせい)その結果どうなったのか知りたいところです。

ねぢれては小さく連なるになの道  アネモネ

菜の花を束ね手土産連絡船  まきえっと
◯ (アゼリア) 少し歌謡曲風ですが懐かしい光景です。

テーマ:運動
「乗馬」「スキューバ」見果てぬ夢や鳥雲に  カンナ

キャンパスの隅に檄文鳥雲に  餡子
◎(春生)パンパスの風景、しびれますね。一生懸命に生きてきましたね。    
◎(道人)学生運動のテーマ詠。「隅に」が全学連・全共闘以後の世代のアンニュイを漂わせていて、遣る瀬なくも懐かしい。
〇(楊子)まだ残っていますか。この情景を知っている人は団塊の世代ですね。
○(宙虫)季語にその檄文の結果を想像する。
〇(珠子)キャンバスをびっしり埋めるのではなく「隅」の檄文。現代のキャンパスはそうなのかもしれません。 
〇(めたもん)こっちの「運動」ですか。昔はキャンパスのど真ん中にあったものです。その辺りの気持ちも季語が伝えていますね。
選外(吾郎)腕の温もりと共に

春風や髪を束ねて絹枝像  幹夫
◎(泉)人見絹枝さんは、万能の陸上競技選手でした。歴史を切り開いた人です。
〇(瞳人)懐かしきなまえです
〇 (多実生) 季語の春風がぴったり。女性初のメダリスト人見絹枝像。早世が惜しまれます。
〇(あき子)実際の絹江像をネットで見ましたが、春風の中を走っているようです。

さえずりがため息となるパーパット  宙虫
〇(カンナ)心情がわかります。
〇(瞳人)みんな見ているのでしょう
○(ちせい)さえずりがため息に変わるとは。巧みな転換だと思いました。

スピーカーで朝の体操春の村 泉
◎(餡子)村中に流れる放送なのですね。春の村と言う季語が動くように思いましたが、雪国等では、春の到来をまち、うららかな様子を表すのには良いのかなと思いました。
(選外)(卯平)このような景は実際あるだろう。有線放送は今でも健在。「春の村」はその景は解らないでもない。しかし「冬の村」でも別の詩が産まれるのではないか。逆に言えば「夏の村」では常套的な景だろう。その曖昧さで選から外した。しかし気になる句であることは間違いがない。

春の雲退屈そうな万歩計  まきえっと
〇(カンナ)季語との取り合わせ、万歩計の擬人化がよいですね。
〇(春生)つい、歩調もゆっくりになりますね。春の雲と散歩ですね。    
〇(楊子)万歩計と一身同体ですね。春の雲をみながら、ゆっくりと歩いている様子がわかります。
○(卯平)作者はウオーキングを楽しむ事を常としているのか。それが何かの事情で楽しむ事が出来ない。万歩計に作者の姿を託している事から作者にとりウオーキングが日常であることが伝わる。春の雲と言う漠然とした背景は作者の心情を浮かび上がらせる。

パンジーや不運はよく降る雨の中  ちせい
○(宙虫)バンジーが登場したのにびっくり。

ランナーの足音揃う若葉冷  道人

押し乗るは二輪千里に春の潮  吾郎
◯(道人)日本列島海岸線を二輪車で回る旅などワクワクする。想像の広がる「二輪千里」。リズムも良い。

春蝉が坂の気怠さ倍加する  多実生

亀鳴くや独りの昼のヨガ動画  楊子
◯(道人)「ヨガ動画」の句材が現代的で、「独りの昼」が季語と響き合って、ちょっとしたアイロニーを醸し出している。
(選外)(卯平)面白い句。別の類似の句と競合する。「独りの昼」のヨガ動画なのか「昼に独りの」ヨガ動画なのか。後者の方が作者の動きが見えないか。この季語の位置は納得出来る。

筋トレに始むる一日囀れり  アゼリア

軒下でバットの素振り春の雨  春生

午後2時のテレビ体操余花の雨  藤三彩
〇(楊子)ああ、とうとう花は終りました。さてとルーティーンの体操でもするか。
○(宙虫)なにやら優雅さがいい。
○(卯平)上五中七の景は確かEテレで実際の景ではないか。初夏の窓から見える残ったさくら。そこに降る雨。景はそれなりに浮かび上がる。

光りつつ変化自在に石鹸玉  アネモネ
○(泉)石鹸玉の運動も、物理的な方程式で解明できるかも?

桜蕊ふる真夜中のヨガマット  あき子
◎(宙虫)真夜中がいろいろな感情を呼び起こす。不思議な句。

春疾風ナイスショットは黄泉の穴  アダー女
〇(カンナ)下五に意外性があって面白いですね。
○(宙虫)すこんと音がしそう。
〇(珠子)最近、こんな風になれたらなと思うことが増えてきたもんで… 

昇段の中りならざり飛花落花  卯平

濃く薄く春モザイクを山登り  仙翁
◎(藤三彩)山に行きたいなあ。まずは足腰鍛えてから。

壁打ちのテニス少年いる遅日  めたもん
○(アネモネ)「テニス少年」の一生懸命さが伝わってきます。
〇(楊子)自主練でしょうか。夏の大会の目標へと若さが一直線。
〇 (多実生) 東京体育館と競技場の間、道路に面した壁。昼休みのサラリーマンの大勢(50名以上)の壁テニスは壮観でした。
○(仙翁)日暮れが遅くなって、運動ができますね。
◎(卯平)少年の孤独が伺える。遅日にその少年の孤独な輪郭を感じる。好きな句。
○(ちせい)練習熱心さと遅日。いいですね。
◯ (アゼリア) 少し寂しそうですがプロを目指しているのかも。
〇(まきえっと)テニスラケットを持ち歩くのがおしゃれだった時代。神宮外苑の壁打ち&ホープ軒でラーメンがコースでした。

瞼にはへぼな采配春の曙  瞳人

霾や砂鉄倒れる立つ奔る  珠子

雑詠
あこがれは今日は忘れむ青き踏む あき子
〇(めたもん)未来へのあこがれからいったん離れて、この春の日を楽しみたい、ということでしょうか。いいですね。

春はやて皆撮り鉄となる試運転  アゼリア

おさらいの如く辿る地初燕  めたもん
○(吾郎)DNAにある記憶
◎(仙翁)かねてより、渡り鳥の戻る賢さに感心していました。
〇(あき子)おさらいが初々しくて、初燕を応援したい。

クレヨンのサクラぺんてる山笑う  珠子

コンビ二の真空地帯蝶の昼  卯平

春闘やまず健康で働いて  泉
〇(珠子)素直に共感します。季語の斡旋がピタリ。  

シラカシの葉擦れと散るは山桜  アダー女

チューリップ愛でて余生の話など  道人
〇(春生)「余生の話など」がうまいです。チューリップとの取り合わせが新鮮。   
〇(楊子)余生の話をするにはどんな花でもよさそうですね。ぶらりと散歩していたら、ご近所さんの庭にたまたまチューリップが咲いていたというだけ。
〇(めたもん) 先日、この句のような風景を見かけました。余生の話は暗くなりがちですが季語に救われます。 

ていねいに並べる言葉月朧  まきえっと
○(吾郎)しずかでいいね
(選外)(卯平)どのような言葉なのか。月朧からその言葉の曖昧さを暗喩しているのか。丁寧と言う行為が月朧と振れあうだろうか。

どの木とも知れぬ花屑踏みゆけり  餡子
〇(春生)とんでもなく遠くから流れて来た花屑もありそうですね。  
○(アダー女)春はいろいろな花木があり、また風が強い日が多いですね。散った花びらがごちゃごちゃになって道の上に落ちていますものね。
◎(あき子)盛者必衰の理を連想して、踏まれる花屑に我が身の行く末が見えてくるよう。
〇(まきえっと)どこの家の庭も色とりどりの花が咲いていますが風に散ってしまいます。つい踏んでいる自分がいます。

「戦メリ」は葬送曲に名残雪  カンナ
〇(珠子)あの時、熱狂的ファンだった母親に「龍一」と名付けられた子はもうすぐ40歳に。坂本龍一はたくさんの人の心にたくさんの種を蒔いて逝かれました。
○(藤三彩)坂本龍一氏が死去(71歳)。残念、合掌。
○(卯平)追悼坂本龍一。名残雪が切ない。

ばつのある倅がややこ新入生  瞳人

ひなげしや在ると悟る妖しげな碑  吾郎

開所式出られぬ事情春寒し  ちせい
○(泉)何だか気になる「事情」です。

金婚も遙か彼方に柿若葉  多実生
○(泉)人生、百年時代ですから・・・?
◯(道人)類想はありそうで「遥か彼方に」に新しみがありそう。金婚の次は・・・「柿若葉」がピッタリ。
○(アダー女)我が家も今年の秋で結婚55年。遙か彼方というからにはもっと歴史がありますかな?柿若葉は夏の季語ですから年季を感じますね。でも取りあえずめでたいことです。
○(藤三彩)もう空気のような存在になっているのでしょうね。
○(餡子)わーー。金婚が遙か彼方ですか。仲良くお元気でいいですね。柿の葉の若葉の瑞々しさがぴったりですね。

作業着の折り目正しき新社員  楊子
○(アネモネ)いかにも新社員。
○(泉)いかにも新社員らしくて良いですね。
◎(瞳人)いつまでもそうありたいけど
○(幹夫)入社おめでとうございます。折目正しき作業着に身が引き締まります。
〇 (多実生) こんな時期です、忘却の彼方です。
○(餡子)手渡された真っ新の作業着。それを着て新入社員は挨拶も挙動も真っ新!気持ちのよい4月の景。  
○(卯平)現場は厳しい。その緊張感が伺える。実景の一瞬を掬い取った句であろう。「折り目正しき」に初々しさが。
(選外)(あき子)折り目正しい初心のまま、成長していってほしいと願います。
(選外)(道人)こんな新社員なら日本も安泰。やや句材に既視感あり。

三茄子駿府に隠居家康忌  藤三彩
○(幹夫)陰暦4月17日が家康の命日。享年75歳、死因は健康志向の家康らしからぬ鯛の天麩羅の食べ過ぎとの説。茄子(ナス)は天下を「成す」。茄子が好物だった命日を「なすび記念日」とも呼ぶそうです。後の天下は秀忠に託し、「一富士二鷹三茄子」駿府で安穏と初夢だった大御所さま・・・大河ドラマ「どうする家康」は面白い!
〇 (多実生) 三茄子の駿府と一富士の直線の彼方の日光東照宮は二鷹か?

春眠や三文の値(あたひ)如何ばかり  幹夫
○(アダー女)「早起きは三文の徳」三文はちょびっとの意なのでしょうが、春眠の朝寝坊の快さは三両の価値があります。

人見知りてふは山羊にも暮の春  アネモネ
○(ちせい)山羊にも恥じらいが。単に扱い辛かっただけなのかもしれません。

渡船行きかう瀬戸の躑躅がつくる凪  宙虫
○(仙翁)つつじが、船を守っているようですね。

白椿落ちたる花と残る花  仙翁
○(吾郎)白だとなぜか儚く綺麗

父母に優しき言葉卒業子  春生

☆☆次回をお楽しみに。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご苦労様でした ()
2023-04-24 11:45:50
まきえっとさん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。

広島は暑くなったり、寒くなったりで、まだまだ気候が安定しません。しかし、ゴールデンウイークも間近です。
最近は大谷選手のニュースばかりで、日本のプロ野球もすっかり影が薄くなりました。それでも球場は満員です。ありがたいことです。しかし、大谷選手を見ていると、人間の想像力の限界を感じます。
返信する

コメントを投稿