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『一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽(かろ)んずべからず』
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僅かな時間も無駄にしてはいけない。
出典:朱熹「偶成詩」 「少年易老学難成、一寸光陰不可軽」
作者:朱熹(しゅき)=朱子(しゅし) 中国南宋の儒者。1130~1200。名は熹。字は元晦・仲晦。号は晦庵、晦翁、雲谷老人など。宋学の大成者。その学は、宋の周敦頤、程明道、程伊川、羅予章、李延平らの学と道、仏の学を総合大成したもの。日本では江戸時代に幕府の御用学となる。主著に「近思録」「資治通鑑綱目」「四書集注」「朱子語類」など。
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私自身、一年中5~6時間の睡眠時間以外は働き続けていて、無駄なく時間を使っているつもりですが、効率良くという処にはまだまだ改善の余地ありです。時間は全ての生き物に平等に与えられていて、それをどう使うかはその人次第ですが、よく「時間が無い」と云う人がいますが、時間は「無駄な時間」を省いて作るものだと思います。今の時間はもう返りません
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「生きた」時間を使って「生きて」行き(生き)ましょう。
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<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
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短所四分、長所六分
人間というものは、誰でも長所と短所を持っている。だから、大勢の人を擁して仕事をしているのであれば、それぞれに多種多様な長所と短所が見られる。その場合、部下の短所ばかりを見たのでは、なかなか思い切って使えないし、部下にしても面白くない。その点、長所を見ると、その長所に従って生かし方が考えられ、ある程度大胆に使える。部下も自分の長所が認めてもらえれば嬉しいし、知らず識らず一生懸命に働く。しかし、もちろん長所ばかりを見て、短所を全く見ないということではいけない。私は短所四分、長所六分ぐらいに見るのがよいのではないかと思うのである。