
『血(ち)で血(ち)を洗(あら)う』

『血で血を洗う』[=血を以って血を濯う]1.血で血を洗うと益々血で汚れるところから、悪事に悪事をもって対処すること。特に、殺傷(さっしょう)に対して殺傷で報復すること。2.血族や同胞同士が相争うこと。 類:●骨肉相食む●骨肉の争い

出典:「新唐書-源休伝」「今又殺爾、猶以血濯血。徒益[さんずい+于]」

出典:新唐書(しんとうじょ) 中国の正史。225巻。宋の欧陽脩・宗祁らの奉勅撰。1060年完成。旧唐書を改修補正したもの。「唐書」。参考:中国の正史「唐書」には「旧唐書」「新唐書」の二種があり、共に二十四史の一つで、普通は「新唐書」を指す。

<松下幸之助一日一話> PHP研究所編

人を中心とした経営
会社の経営というものは、なんといっても人が中心となって運営されていくものです。組織も大事ですが、それは第二義的に考えられるもので、まず人が中心である、というように考えねばならないと思います。国の政治などは、政治の組織、機構というものが先にあって、それに当てはまる人が就任されて国政をとりますが、一般にはやはり人を中心に考えなければいけないと思います。組織は人を活かすために適切につくってゆくべきものと、こう考えていいのではないでしょうか。そしてそのためには、やはり一人ひとりの力、各自の能力というものが非常に重大な問題になってくると思うのです。