青森県:2泊3日
祭りとアートを巡る旅②
2日目です。
ホテルをチェックアウトして、歩いて目的地へ。
9:00前の大通りは静かで、
お店にはシャッターが降りているものの、
金魚提灯の飾りや、弘前ねぷた祭りの早朝準備の光景など、
なんだか新鮮な朝散歩を堪能しました。
で、歩いて10分もしない場所に目的地。
弘前れんが倉庫美術館
元々産業工場だった建物を活用した建物で、
中も予想以上の広さに感じました。
企画展は大巻 伸嗣さんの作品展
『地平線のゆくえ』
入ってすぐに真っ暗な部屋に案内されます。
天井からゆっくり落ちてくる球体の作品。
光沢のある大きな布が、風で大きな津波のようになびく作品。
急に明るい部屋 一面に砂で描かれた動植物モチーフの模様絵。。。
(れんが倉庫が外観よりも広く感じたのは、
きっと大巻さんのインスタレーション作品の
迫力ある世界観のためだ)と思いました。
終わりがけの部屋にモニターがあり、
青森の自然風景とともに何やら男性の声が流れていました。
(観光客に向けた多言語解説かな?)
モニター前にある解説書を見てびっくり!!
(コレ、津軽弁だ〜〜〜!!?)
個人的にすっごく衝撃的でした。
音源には、男性の声で詩が読まれた後で、
女性の声でボサノヴァ楽曲『3月の水』に合わせて
男性が読んだ詩が歌われます。
そのリズムが頭から離れなくて。。。
その後の青森旅中、ずっと口ずさむ事になりました。
美術館から出て、
(そういえば、朝ごはんを食べてない)事に気づき、
目的地までの道中で歩いて飲食店を探すことに。
ただ、この時点で10:00。
お店がありそうな大通りを歩いても、
夜営業の居酒屋が多くて閉まった状態。
空腹の上、炎天下の通りを歩くハメになりました。
商店街一角に設置された小さなご縁神社で
(美味しそうなブランチが見つかりますように)と祈り、
ようやく見つけたのが、カフェで食べた焼きたてワッフル。
サックサク、モッチモチに救われました❤️
一気にHP回復!!
気がついたら、目的の弘前公園は目の前まで来ていました。
弘前観光センターでは、レンタサイクルを使いました。
1日¥500で借りられ、いろんな場所に設置されている
専用の所にどこでも返却可能。
観光センターで借りて、弘前公園周辺を観光。
いちよう、公園内も自転車運転可能な道だけ散策。
遠くからチラッとお城も見てきましたw(お城周辺は有料エリア)
公園外のレトロ建築めぐりも堪能。
青森銀行・外国人講師館・図書館、、、
建物が素敵なのに加え、
古い建物で、空調設備が整ってないため
けっこう暑かったのが印象に残ってしまいました。
公園前にねぷた小屋も発見。
弘前のお祭りは『ねぷた祭り』。
大きな扇型なのが特徴で、青森ねぶたとは掛け声も違うとか。
スケジュール的に、私は見物できませんでしたけど、
こうして、見ることができて、ちょっと得した気分になりましたw
自転車で移動しながら、弘前駅。
駅内の自転車置き場で返却を済ませて、八戸へ向かいます。
八戸駅では、先にホテルにチェックイン。
思い荷物を置いて、身軽になって観光。
また電車に乗って、『本八戸駅』へ。
私、そこまで下調べせずに行ってきたのですが、
ちょうど八戸でも『三社祭り』期間中。
訪れた8月4日は、後夜祭の日で、
この日は、参加したすべての神輿(?)が、
大通りに一斉に立ち並ぶフィナーレ的な日でした。
駅を出てまっすぐ歩くと、にぎやかな公園があり、
飲食屋台がたくさん、野外特設ステージでは
地元アーティストのコンサートが催されていました。
しばしそこでまた屋台グルメをいただき、
高校生ぐらいの2人組バンドのピュアな歌声に心打たれたり。
一生懸命 大声でビールの売り子をする少年に負けたり。
その公園から少し進むと、
八戸市美術館
建物は最近リニューアルしたそうで、とても近代的で広いです。
受付やスタッフ(学芸員?)が、他の美術館よりも
気さくに話しかけてくれる印象がありました。
この時の企画展は『美しいHUG!』。
6人のアーティストの作品が展示されていました。
陶芸の作品。楽焼パフォーマーの作品。
東日本大地震で被害を受けた家の廃材が、
部屋の天井一面に吊るされている作品もありました。
奥の方に、見覚えある作品が、、、
タノタイガさんの壁一面がお面の空間。
私、
以前に東京近代美術館で拝見して今回2度目。
参加型の作品で、来場者が作者の顔を形どったお面を
デコレーションして、それを壁に並べていく作品です。
面白い作品ですが、、、その迫力に圧倒されて、
正直、(もういいよ〜。。。😓 )と変に疲れましたw
離れた部屋にもう1つタノタイガさんの作品がありました。
何でも、沖縄の風俗産業で働く女性に扮した作家自らの姿を、
その風俗の女性に15分間の中で撮影してもらう記録作品。
室内へは15分タイマーと懐中電灯が渡され、
暗闇の中、ライトの光で写真とその時のレポートを読んでいきます。
15分経つと鳴るタイマー。
15分という感覚を感じながら、風俗の女性の生き方と作家の行動を見ていきます。
この作品で、何より私が感動したのは、
こんな露骨にR指定かかりそうな内容を、よく市営の美術館で展示できたところ。
この作品に市がしっかり評価している(?)ところ、
アートに対しての八戸の姿勢みたいなところに感動した展示でした。
美術館を出ると街はさらにお祭り騒ぎ。
色んなところから掛け声や笛やら太鼓やらが
合戦状態に鳴り響いてました。
神輿もどれも見事にデカくて、世界観が細かく表現されていて。
中には煙が出てみたり、シャボン玉が飛んできたり。
夜にはライトアップされて、さらに迫力増し増し。
ここでは、大通りから1本入ったところの
小さな居酒屋が集まる『おかげ横丁』で、地酒をいただくことに。
新鮮なイカのお刺身が感動的に美味しかったです❤️
駅に向かう道中に見つけた『まちぐみラボ』なる建物。
どうやら、地元の作家のコミュニティー拠点だと思われますが、
帰りに立ち寄ったところ、留守だったようで、
『21:30に戻ってきます』の置き手紙。
それを待っていると、終電に間に合わなくなるので、今回は訪問断念。
窓越しに色んな雑貨が並んでいるのが魅力的な建物でした。
ホテルに戻る前にコンビニに寄り道。
この日、まともな食事を何もとってないことに気がつき、
おにぎりとお味噌汁をホテルで食べることに。
これも1人旅ならでは、、、だと言い聞かすw
こうして、2日目も青森を堪能した私でした。
青森旅3日目は、次回投稿まで。