ナナタニッキ

ナナタニのニッキだからナナタニッキです。

レイン・オブ・アサシン

2012年04月02日 | ミル ←(・ω・。) ジーッ
原題は『劍雨』(ジャンィユ)で
英語の題名は Reign of Assassins です

あらすじ

明王朝時代、強大な力と中国武術界の覇権をもたらすといわれる達磨大師のミイラを、暗殺組織・黒石が手に入れようと暗躍していた。
黒石の女刺客、シーユー(細雨☆ケリー・リン)はいまわしい過去と決別するため、組織に背き達磨大師の遺体と共に姿を消す。
やがてシーユーは顔を変え、名前もザン・ジン(曽静☆ミシェル・ヨー)と変え、心優しいアシャン(阿生☆チョン・ウソン)と結ばれたのだが、組織の殺し屋たちが迫っていた!!


面白かったです

話はざっくりしていて、達磨大師のミイラを持った者が武術の達人になれるという、漫画のような話なんだけど、それが私には分かりやすくてよかったです。
後半ではみんなの秘密がどんどん出てきて、これも単純にいちいち驚いていました

話はざっくりしているのですが、登場人物の背景が細かいのもよかったです
とくにレイ・ビン(雷彬☆ショーン・ユー)の事情が切なかったですね。
仲間割れしているときに、すぐに動かなかったのは家族のことを考えていたのかなって思いました。
最後に家に帰って麺を食べるシーンはちょっと泣けました

レイ・ビンはすごくカッコよかったのだけど、黒石のマジシャン(彩戯師☆レオン・ダイ)とかホイールキング(輪天王☆ワン・シュエチー)の迫力がありすぎて存在がちょっと薄くなったのが残念でした

その黒石のホイールキングが達磨大使のミイラを欲しがった理由が、えっそんなことって思っちゃいました
でも、それで中国の当時の官僚の事情がよく分かって勉強になりました


そしてそして
やっぱりアクションがすごかった

シーユー(ザン・ジン)の剣がグワングワンしなってカッコイイいいんですよ
剣のアクションもいいし、金融やさんで強盗と戦うシーンもキレキレで素晴らしかったです。

ミシェル・ヨーって今年で50歳なんですよ。
あんなに動ける50歳ってすごいです
私の目指す50歳はマドンナじゃなくてミシェル・ヨーになりました



整形前のシーユーをやったケリー・リン(林 煕蕾)も美しくて素敵でした
このまま彼女がザン・ジンをやってもいいんじゃないかなって思うくらいピッタリの役ですごくよかったです

そしてジャンチン(綻青☆バービー・スー)もいい役でした
ジャンチンだけじゃなくて、ザン・ジンの夫のアシャンも、僧侶のシュージューも整形した医者もよかったです

最後はみんなどうなったのか曖昧だったのはスッキリしなかったけど、実はみんな生きていると自分に都合よく解釈しちゃいました

なんとなくで借りた映画だったけど、借りてよかったです



あと。この映画は中国語の音声で日本語字幕にして観たのですが
ちょっとだけ中国語が分かったんですよ
数字とか、今日・昨日・明日とか、本当に簡単な単語だけど聞きとることができてすごく嬉しかったです

もっともっと中国の映画を観たいです