ナナタニッキ

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八日目の蝉

2012年04月03日 | ミル ←(・ω・。) ジーッ
角田光代さんの小説が映画になったものです

日本アカデミー賞をごっそり受賞していった作品だったので借りてみました


あらすじ

子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。
しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。



小説を読んでいないし、ドラマも観ていなかったので話がポンポン飛んで、分かりにくところがありました

エンジェルホームを突然逃げ出したのは、マスコミにホーム内を公開することになったから??
フェリー乗り場で恵理菜が保護されたときに恵津子がいたの??
「ご飯を・・・。」っていうのは恵津子に言ったの??

八日目の蝉っていうのは、他の蝉は死んじゃったのにひとり生き残ってしまって寂しいってことじゃなくて、他の蝉が見られなかったものを見られる、ってこと??
八日目の蝉は希和子?恵理菜??恵津子は七日で死にそうだってことは分かったよ

いい話なんだけど、暗く切なくなっちゃいましたね

誰が悪いってことじゃないんですよね

たくさんの深い愛情を持って幸せに育てたけど誘拐は犯罪で、もし希和子が誘拐しなかったら恵理菜は罪悪感を持つことなく大人になって、不倫なんてしなかっただろうなぁ
不倫にゴールはないし、誰も幸せにならないってことがよーくよーく分かりました。



小池栄子さんは本当によかったです
思いっきり猫背にして体の大きさを隠そうとしている姿が、この人には何かある☆と予感させてくれました。

他の女優さんたちも、もちろん素晴らしいです。
森口瑤子さんや余貴美子さんの鬼気迫る表情がすごかったです。
そんなにさらけ出しちゃっていいのって心配になっちゃうくらいリアリティいっぱいの演技でした。

あとあと市川実和子さんこの方は目が離せません
すっごく美人ではないのだけどついつい見ちゃいます。

この映画から学んだことは
「もうすぐ女房と別れるから今は堕ろしてくれ」なんていう男は信用してはいけない。
子供を取るか男を取るか迷ったら、子供を取れ。
ってことですね

自分は大丈夫って思っている人ほど、こういう罠に落ちやすいのでしょうね。
私も含め女性のみなさん、気を付けましょう

不倫する男たちは絶対に観るべき作品です