言葉遊びというか、日本語を熟知している人の文章であることが、随所に感じられる。
毎回、当初は、こんな列車の旅が果たして許されるのだろうか…と、ありえない旅立ちに吹き出してしまう私も、いつしか主人公たちと、一緒に列車に乗って、時にハラハラしながら旅行をしているような錯覚に陥っている。
どことなく、弥次さん喜多さんの楽しい旅の匂いを感じるこの作品に、私も、場所を問わず、短期間でもいいから、旅行に行きたい…と心底思った。
ところで、スポーツの世界の「阿呆」は、何と言ってもアイススケートであろう。
日本は、素晴らしい選手ばかり揃っている、まさに黄金期なのに…
まずは、金を払うだけで、不公正なジャッジへ異議を唱えないスポンサーの阿呆ども。
「私たちは不公平なジャッジを認めています」と言っているようなもので、私は、他社の商品を買い求め、あるいは、他社のサービスを受けます。
日本の「特定の選手」に対する不公平な減点について、何とも思わないのか?
まあ、S生命さんが特定の選手を応援していることは、CMから伝わってくるが…
次に、未だに、あからさまに不公平な報道を続けているマスコミの阿呆ども。
なぜ、「特定の選手」の「ほんの些細なミス」を『とんでもない失敗』のように大きく騒ぎ立てて、評価を下げ、選手のやる気をなくさせるのか…
他の選手が大きな失敗をしても、擁護する報道をしているのに…
また、『全くレベルが異なる選手』同士を、相も変わらず「ライバル」として比較するのか…本当に、日本の報道機関なのだろうか、と呆れるばかりである。
更には、正確な解説をしない解説者、故意に?技術面を伝えないアナウンサー、選手によって撮り方を変えて技術の素晴らしさを殺してしまう撮影スタッフの阿呆ども…
解説者が、高度な技術を一向に解説せずに「上半身の動きは素晴らしい」「いい表情です」とは…アイススケートの技術は『足下の動き』ではないのか?
また「ジャンプの種類やその基礎点数の違い」、「スピン」や「ステップ」をはじめとした「スケーティングそのもの」について、正確に伝えていくのが、あなた方の仕事ではないのか?
だから、実況する者が、アイススケートに詳しくないことを誇らしげにして馬鹿の1つ覚えで「3回転3回転」等と騒ぎたて、ジャンプの着地持に、転倒さえしなければ、回転不足でも、両足着氷でも「ジャンプは成功」と繰り返すのである。
果たして、野球をはじめ、他のスポーツで、こんなレベルの実況が許されるのか?
そして、故意にスピード感を抑えたり、足下を撮らないようにして、未熟な技術を見せない一方で、優れた技術を殺してしまう撮影方法は、不公平であろう。
スポーツとして、全てのことを「正確に伝えて」欲しい。
そして、匿名のうえ好き勝手に加点や原点を裁量できるジャッジの阿呆ども。
公正なジャッジをしている、と自負するならば名を名乗るべきだが、せめて検証できるよう、国籍は明らかにすべきだ。
演技の出来不出来にかかわらず、あからさまに、好き勝手に採点しており、アイススケートの地位を貶めてしまっている元凶である。
また、もっと機械的な技術を導入して、回転不足だのエッジエラーといった大事な要素を、正確に、そして公平に判定すべきである。
最後に、こんな状況を許しているスケート連盟の阿呆ども。
今、まさに日本の黄金期であろう。
この黄金期を支える素晴らしい選手たちは、みな今期で引退を予定している。
彼らが去った後、あなた方は、アイススケートを、そしてファンに対して、何か対策を考えているのか?
「日本の至宝」いや「アイススケートの至宝」が、今期の活動を『集大成』としているのだ。
今期、そしてソチオリンピックこそは、その選手が、公平で公正な評価を受けられる措置を講じないのならば、もはや、あなた方の存在価値はない。
大切なものを失ってしまった後に、その大切さを知り、後悔しても、もはや取り返しはつかないのだ。