読書感想日記

最近読んだ本の感想

「空より高く」 重松 清 著 中央公論新社

2015-10-26 22:50:14 | 小説
 青春時代をふりかえって…社会人として…そして、親として…
 懐かしいフレーズ…顔なじみの店…余裕で平らげた特盛りラーメン…何でも話せた友…
 胸ときめいていた日々…
 あっという間に数十年前へ過ぎ去った青春時代の日々が、次から次へと記憶に蘇りつつ、三者それぞれの立場から「そう、そう。」と共感して読ませていただきました。
 
 そして「人は、いつでもやり直せるものなのだ」とあらためて教えられ、仕事上20年近く分厚い壁に阻まれている私は、半ば諦めかけていたことへ再チャレンジする勇気をいただきました。

 さぁ、皆さん、ご一緒に「レッツ ビギン!」
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」 渡辺俊美 著 マガジンハウス

2015-10-26 22:26:18 | 随筆
 こういうことこそ、父親が、子どもに注ぐべき本当の愛情の形なんだろうな…と素直に感じた。
 同時に、私が、これまで子どもにしてきたことは、一体何だったのだろう…とも。
 読み進むうちに、お弁当の内容が充実し高度化していく…それは、とりもなおさず年月が経っている現れであり、子どものことを考えて一生懸命に作っている証しである。
 一方、私は子どもが育つにつれて、互いの顔を会わせる機会が減り…会ってもろくに言葉も交わさず…ただ経済的に困らないよう家族との時間を減らしてでも金を稼ぐだけ…
 
 著者のお子さんは、とても素晴らしいお父さんに育ててもらえて、幸せですね。

 そして私は、これまでの20数年間を振り返り、後悔ばかりが募ってしまいました。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする