読書感想日記

最近読んだ本の感想

「コシノジュンコ56の大丈夫」コシノジュンコ著 東京世界文化社

2021-10-23 17:02:52 | 随筆
 失礼ながら、独創的な意見ばかりが並べられているかと思っていた。
 しかし、実際には王道といえる考え方が中心にあり、そこに独自の視点が加わることで、現在の社会情勢も含めて大丈夫なんだよ、と思わせてくれる作品です。
 
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「べらぼうくん」万城目 学 著 文藝春秋

2020-02-26 20:29:10 | 随筆
 やはり、大成する人は凡人とは決断力のレベルが違う。
 そもそも、元々の頭の働きが高いレベルであるところ、凡人が気にする世間体、せっかく手に入れた現在の地位、将来への安全策等に全く固執せず、己が選んだ道を自信をもって歩んでいける。
 著者の人生にも様々な分岐点があった中で、現在の道を選んで下さったことに感謝。
 その選択のおかげで、素敵な作品の数々を読ませていただけるのですから。
 
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「人生8勝7敗 最後に勝てばよい」 尾車 浩一 著 潮出版社 

2019-09-29 21:24:55 | 随筆
 著者にとっては至極当たり前のことなのでしょうが、今の私にとってはあらためて胸に響き、背中を押していただける言葉がちりばめられています。
 「妥協しない」「一事が万事」「いいことが起きるまで頑張る」他、落ち込んでなんかいられない、そんな暇があったら稽古しろ、と喝をいれていただきました。
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「かみさまは小学5年生」すみれ著 サンマーク出版

2019-03-07 00:00:50 | 随筆
 不信心な私が申し上げるのも憚られるですが、時折、何か大きなものに守っていただいているように思えることがあります。
 神様か、仏様か、ご先祖様たちなのか…大きな存在が何かはわかりませんが、そういう存在は、いらっしゃるのではないか、何となくですが信じています。
 そして、その神様がこの世にいらっしゃる、というのであれば、ぜひ伺いたい。
 頑張っている人に、なぜ追い打ちのように厳しい「試練」を与えるのか…
 有名な選手だから、という訳ではありませんが、才能に上積みするように努力に努力を重ね、幾つもの記録を打ち立てた水泳の若き選手…
 なぜ生命に関わる試練を与えるのか…
 非礼を承知の上で、是非、その理由を伺いたい。
  
 
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「バッタを倒しにアフリカへ」前野ウルド浩太郎 著 光文社新書

2018-06-11 23:47:09 | 随筆
 著者には、大きな事を成し遂げる力があるのでしょう。
 著者は、とても優秀な人なのに、凡人の私がつい、応援したくなる人柄。
 また、地球上の人々とコミュニケーションを築いて人を引きつける類い希な能力。
 そして、幾度も追い込まれるものの、活路を見いだせる運の強さ。

 しかし、何よりも、著者が命を賭けたバッタ研究の番外編的なこの作品が、そこいらの小説よりも面白いことに脱帽です。
 今後における益々のご活躍を、お祈り申し上げます。
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「あの日」 小保方晴子 著 講談社

2017-07-09 22:09:54 | 随筆
 憤りがやまない。
 純粋に、研究をしたかった若者の慟哭。
 片当事者からの記述でしかないことは百も承知である。
 しかし、もう片当事者側は、マスコミであり、我が国を代表する研究機関であり、大学であり、研究者であり…奴らを信じた国民であり…
 優秀な研究者となったかもしれない一人の若者の未来を、人生を、これほどの莫大な力が、なぶり、踏みつけ、ねじ伏せたのだ。
 若者を利用して名声と金を得た上に保身にはしる著名な研究者たち
 誰が知りたいのかわからない「知る権利」とやらを振りかざし、人の弱みにつけ込んで地位を得ようとするマスコミども
 そして、日本の研究機関と欧米の研究機関との次元の違い…
 
 後世で、IPS細胞発見と同等以上の研究であったと評価されたならば、一体誰が、責任をとれるのか…
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「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」 渡辺俊美 著 マガジンハウス

2015-10-26 22:26:18 | 随筆
 こういうことこそ、父親が、子どもに注ぐべき本当の愛情の形なんだろうな…と素直に感じた。
 同時に、私が、これまで子どもにしてきたことは、一体何だったのだろう…とも。
 読み進むうちに、お弁当の内容が充実し高度化していく…それは、とりもなおさず年月が経っている現れであり、子どものことを考えて一生懸命に作っている証しである。
 一方、私は子どもが育つにつれて、互いの顔を会わせる機会が減り…会ってもろくに言葉も交わさず…ただ経済的に困らないよう家族との時間を減らしてでも金を稼ぐだけ…
 
 著者のお子さんは、とても素晴らしいお父さんに育ててもらえて、幸せですね。

 そして私は、これまでの20数年間を振り返り、後悔ばかりが募ってしまいました。
 
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「人生に迷ったら知覧に行け」 永松茂久 著 きずな出版

2015-07-19 10:45:06 | 随筆
 時々、視線を、読んでいる作品の文字から現在の私の周囲に移した瞬間、とてつもない違和感を覚えることがある。
 この作品は、正にそのものであった。
 身も心もそして命までも、愛する人・家族・故郷そして国を護らんとして捧げた先人達の残していった言葉…それは、先人達が護ろうとした人々への遺言であると同時に、現代を生きる我々に対する遺言である。
 …日本は、良い国になっていますか…
 涙があふれるとか、感動した、等という言葉では、とうてい言い表せない思いで、私の胸はあふれんばかりでした。

 「国民を守り、戦争をしない」ためのとても大切な『安保法案』。
 「自国民を守り、国家を守る」という大原則を「危険思想だ」等として、マスコミをはじめとした馬鹿ものどもがあおり立てるのは、日本だけだ。

 日本を世界中から尊敬される良い国にして下さい、と貴い犠牲を払った先人達の願い… その思いを正しく実現させるべき責任を負っている私たちは、日本の置かれている世界情勢を正しく知る責任があり、また、自分たちは自分たちで守る、という世界中でごく当たり前の責任を果たせる体制をつくる…正に、第一歩として果たさなければならないことである。
 
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「人生8勝7敗最後に勝てばよい」 尾車 浩一 著 潮出版社

2015-07-13 23:16:04 | 随筆
 今時、否定というか軽視されつつある精神力、忍耐力そして努力…
 今まで、私は「努力すれば報われる」という言葉に、何となく違和感を覚えつつも、報われる日を信じて、細々ながら頑張っていたつもりでした。
 しかし、この作品で著者が唱えている「努力」の捉え方を読ませていただき、なるほど、と納得できました。
 そして、今まで自分が「努力」と信じて続けてきたことが、如何に自己満足あるいは他人と同じレベルでしかないことに気づき、これでは、いつまでも思うような結果が得られず、負け越しの人生で終わってしまう…と痛感しました。
 大勝せずとも、是非、良かったと思えることが一つでも多い日々を送れるよう、改めて「努力」していこうと決心しました。
 
 
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トップスケーターの流儀 中野友加里 著 双葉社

2014-11-30 22:06:02 | 随筆
 フィギュアスケートという競技を愛し、全力で挑む選手たち…
 だからこそ、彼らしかわかち合えない苦労の数々…
 互いを尊敬し会う元選手と選手たち…だからこその対談集だと感じ、気持ちよく読ませていただきました。
この作品に登場する選手を含めた大勢の人たちが、次々と銀盤の舞台を去っていますが、皆さんの今後のご活躍をお祈りしております。

 今年は、無良選手や村上選手、宮原選手や加藤選手と有望な選手が世界を舞台にして頭角を現してくれ、感動させていただきました。

 また、今までの解説者…特に女子は…連盟に媚びを売り…素晴らしい技術をろくに解説せず…一つ覚えの精神論ばかり…特定の選手ばかり厳しい解説…と呆れておりましたが…

 しかし今年は、織田さん鈴木さんのお二人が解説をされ、選手に愛情をもって、きちんと的確に技術を解説してくれているので、ぜひ引き続き、お二人の解説を熱望します。
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