栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

小回り向きブラダマンテ牝系

2010-06-18 22:39:22 | 血統予想

W杯一色のなか、元バスケ少年の私はNBAファイナルも全試合見ておりました~

ボストンが王手をかけたときに「このままボストン優勝ならMVPはラジョン・ロンドなんやろうけど、それはちょっと説得力がないな~」と

だからレイカーズ逆転VでコービーMVPという未来しか見えなかったわけですが、でも私はボストンを応援してたんですけどね…

今年のボストンがここまで来れたのはロンドの成長があったからですが、ファイナルのここ一番のプレイを支配できる選手かというと、それは競馬でいうと真のG1級かどうかというのと同じで、素晴らしい選手たちによる素晴らしい内容のゲームが続いたファイナルでしたが、けっきょくシリーズを支配しつづけたのは、真のG1級はコービー・ブライアントだけだったということですな~

どんな競技を見ていても痛感させられることですが、コービーのような超一流のアスリートは柔らかくて強くて、速くて粘りがあって、それはサラブレッドも同じなんですよね~

こうやって何でも競馬に喩えてしまうのは職業病みたいなもんで、たとえばガテン系の筋肉の塊のようなパワーフォワードが動きが硬くてぎこちないと、「これはちょっと硬肉が多すぎて、Romanをクロスしすぎた感じやなあ…」なんて思ってしまいます(^ ^;)

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ピサノパテックはスティルインラブやビッグバイアモンの甥で、父がサンデーだからスティルとは3/4同血の間柄でもある
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2002106006/

スティルインラブとアドマイヤグルーヴのライバル対決は、内回りの桜花賞と秋華賞はスティルに、外回りのエリ女はアドマイヤに凱歌があがった

ビッグバイアモンも中山内1800mのラジオたんぱ賞を逃げ切ったように、このブラダマンテの牝系はRoberto的なパワーと捲り脚を伝える傾向にあり小回り適性は高い

セントライト記念3着など若い頃は中長距離を使われていたが、折り合いに難しいところがあって昨年からは短距離路線に鞍替えしている

路線変更後の成績をみても、京洛S4着(京都内1200m)、UHB杯1着(札幌1200m)、バーデンバーデンH5着(福島1200m)、テレビ愛知オープン2着(中京1200m)、谷川岳S3着(新潟内1400m)と好走するのは小回りばかりで、このあたりはやっぱりブラダマンテらしい

「最近は折り合いがスムーズなので1800mでも大丈夫」と陣営はコメントしているが、08年巴賞ではここで人気を集めるフィールドベアー・マヤノライジンの1着同着からクビ差の3着に食い下がっている

この最内枠はカベを作りやすいのとイン有利の開幕週を考えれば願ったり叶ったりだし、ノリなら巧く捌くはずだから、あの巴賞の借りを2年越しで返せるかもしれない

迷ったのですが、もうひとひねりして、ピサノパテックは○としました

コメント (2)
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