仁山特別に出てくるリキサンシンオーはバブルガムフェローなんかの近親で母系の奥には代々重厚頑健なHyperion血脈が重ねられていて、これはバクシンオーの大物スプリンターが出る黄金配合ですから、新馬を勝ったときにAをつけて将来が楽しみだとほめました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006105020/
しかしパドックや返し馬で異常にイレ込む気性のせいで出世が遅れ、その後は去勢の効果もあってだんだん安定して走れるようにはなってきたのですが、3走前の福島500万下平場の圧勝をみての通り理想はハナで、しかしダッシュが鈍いので内枠だとモタモタしているうちに前に入られてしまうので、そうすると未だにちょっと馬群を嫌うようなところがあるだけに、けっきょく一旦下げて外に持ち出して捲るしか手がなく、外から一番いい脚で伸びているのに届かない…の繰り返し
このややこしい気性は、祖母の父がVaguely Nobleだからでしょう
Aureoleという血はHyperion系屈指のスタミナと底力と成長力を誇りますが、いっぽうで難しい気性もよく伝え、そういったAureoleらしさを最も体現していたのがAureole4×5のメジロパーマーでした
リキサンシンオーもハナを切ったときは2戦2勝で、それも2着に6馬身、5馬身差をつける問答無用の圧勝です(福島で勝ったときは同日の1000万下特別より時計も速い)
4角で先頭に立ちさえすればしめたもので、その形なら後ろがくればくるほど伸び続けるでしょうが、その形になかなか持ち込めないのがもどかしい限りですなあ…