神保悟志が出演したジョニーウォーカー黒ラベルのCMがある。
神保悟志が病気の子供がいるという女に金を渡す。
しかし女の言うことは嘘だった。
神保悟志は
「良かった。病気の子はいないんだ。」
と言う。
志村けん「いい人」伝説がある。
志村けんが売れない芸人の子供が病気なので金をやったという。
しかし売れない芸人の言うことは嘘で病気の子供はいなかった。
志村けんは
「良かった。病気の子はいないんだ。」
と言ったとされる。
これは神保悟志のジョニーウォーカー黒ラベルCMをベースに作られたフェイク伝説である。
90年代中盤、志村けん人気は急落し、人々は志村けんを見なくなり忘れ去った。
志村けん死亡説の誕生である。
その後、謎の志村けん推しが始まる。
復活する志村けん。
志村けん死亡説という傑作伝説から蘇った志村けん。
蘇った志村けんは「いい人」と言われるようになる。
偉大な志村けんは「いい人」でなければならないという思い込み。
日本芸能界が作り上げた作品・志村けんは「いい人」であってほしいという願望。
志村けん「いい人」伝説が広められる。
しかし、伝説は所詮、伝説に過ぎない。