共産党の全教(全日本教職員組合)は
1989年11月に日教組から離脱し、結成された。
(全教の正式発足は1991年)。
全教の幹部は共産党の幹部でもあるので、共産党の指令どおりに日教組からの分裂・離脱に異議はなかった。
しかし全教の末端構成員である教師は共産党と社会党の対立を理解できてない者が多く、日教組からの離脱も理解できてない者が多かった。
日教組に残るか全教として離脱かは、直属組織の長の命令にゆだねられた左翼末端構成員の教師。
社会党支持の日教組は、おなじく社会党支持の解放同盟の指導による同和教育を推進していたが
反解放同盟の共産党は全教に同和教育廃止を命じた。
日教組から離脱したばかりの全教の末端構成員である教師は共産党による朝令暮改的な急な方向転換をほとんど理解できなかった。
上級左翼の共産党幹部によって振り回される下層左翼の全教末端構成員である教師。