国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代
オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代
志方俊之 元陸上自衛隊北部方面総監の主張
志方俊之・元陸上自衛隊北部方面総監は
中国の軍拡、領土拡張のための手段を選ばない行動や、
北朝鮮の特殊部隊によるゲリラ戦、ノドン1号などの弾道ミサイルの脅威
などに警鐘を鳴らし、
防衛計画の大綱の変更を、ある面では評価しながらも、
「削減ありき」の方向、
「限定的かつ小規模侵略に対しては独力で対処する」という表記の削減によって生じる過度の日米安保体制頼り、
集団自衛権に触れない姿勢
を批判している。
志方俊之・元陸上自衛隊北部方面総監は
集団自衛権の行使による日米関係の強化と、
有事法制による円滑な自衛隊運用による迅速な対応
を求めている。