Moi!! kiitos!!

Minun nimi on natuko!!

  ~the sense of wonder~

普通の感情なのか・・・

2010年12月30日 22時52分02秒 | しごと
70代の女性が緊急で運ばれてきました。診断は脳梗塞でした。
右半身不全麻痺、失語、嚥下障害を起こしていました。

そして、この女性の後を追うようにご家族が病棟にきました。
時間の経過とともに人数が増え、学校帰りのお孫さんも数名いました。

集中治療室に入室されたので、ご家族の面会は数名ずつの数分です。

面会中・後とも、ご家族のかたは皆泣いていました。お孫さん達も涙を流していました。
突然の出来事で、状況を受け入れられなかったのかもしれません。

医療の現場で働いていますと、脳梗塞・脳腫瘍・クモ膜下出血…で運ばれてくることが普通になってしまっています。
「脳梗塞の患者さんが入院してくるよ。」ときいても、特別驚いたりはしません。

しかし…ご家族にとっては、とんでもない一大事なのです。。。驚きとショックで涙を流すのは普通の感情なのです。お孫さんまで…きっと良いおばあちゃんだったのだとおもいます。

あらためて、家族が抱く負の感情というものを目の当たりにし、脳梗塞の怖さを実感しました。
医療の現場は様々な感情が飛び交っています。ただ指示されただけの一変道理の治療・援助ではなく、感情まで気を配れることのできる人間にならなくてはいけないと思いました。











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