質問者:ハイル禅師 僕の親族である元気な70代の叔父が
あと10年は寿命があると話していました しかし直ぐ亡くなり
ましたが 人はあっけなく突然寿命になるのでしょうか?
私:「自分はまだまだ寿命がある」と思っている高齢者の割合が
8割以上いる感じなのは私がこれまでに見聞きした体験でも
一致しております
なぜなら自分がすぐ寿命になると達観してしまうと欲が消えて
生きる活力自体が消え失せてしまうからであります
特に金塊や預貯金を沢山持っている年配の人ほど
自分はまだまだ長生きすると信じ込んでおります
実際に大型ごみの回収業者がタンスの二段底などから
沢山の通帳や万札の束を見つけるのもよくある話です
実際には自分の寿命は信念や思い込みだけでは延びません
やはり高齢になるにつれて身体の免疫も血管も脆くなるので
これまで大丈夫だった暑さ寒さ対策に関しても
身体が耐えられなくなっているからです
ところが反対に自分はもうすぐ寿命だ!と周りに言いながら
意外と延びる人も逆におります
こういう人は何かで徳を積んでいる事が多く 役に立つ人なので
天の命数が変更されているのです
人は金銭をケチケチして貯めるだけではなく神仏への献金や
人助けなどに適当な金額の喜捨も必要なのであります
プライベートなお話になりますが、うちの父は、
若い頃から、“俺は40代でもう死ぬから、好きにやらしてくれ”と言っていたようですが、“一向に死なない”と母が良く言っており、今は、80代で、町内会にて大活躍したり、人助けをしたりで、今は、元気にしております。
本人は、好きなようにしてきたので、いつ亡くなっても、余り悔いはないんじゃないでしょうか?食べ物に対するこだわりが大変強く、自分でも料理をします。
そうは言っても、やはり年だと思いますので、
好きな物食べて、好きな物飲んで、人生を謳歌して、悔いの無いようにさせてあげたいです。
・母は、猛烈な頑張り屋さんで、超現実主義でして(特にお金の事など)、人に施すなどとんでもなく嫌がるというか、(神仏や目に見えないことに極端にお金を出したがらない)やってあげた後に、物凄く文句を言うなど、(特に家族に対して)というところもありますが、父もその猛烈な母がいなければ、やってこれなかったでしょう。
母は、愛情を言葉で表すタイプではなく、行動で直接表すタイプなんだと思っております。
父も母も、両親に恵まれずに苦しい、悲しい目にあって育ったので、そういうことも大きな原因かとも思っております。
父ももう80代、母も70代、ここ数年、大変な心配と苦労をかけましたので、残りの人生、幸せに過ごしてほしいのです。
後は、私がしっかりし、父や母などに、心配をかけないようになることが今の私の目標です。
・私も、これまで、他の人には分からないようなあらゆる大変な苦労をしてきたので、もう幸せになりたいです。もうこれ以上大変な事は出来ないのです。これが今の私の本音です。
もう何の心配をしなくても良くなり、安心して幸せになりたいです。
これが私の本当の正直な気持ちです。
・先生も70代、残りの人生、幸せで締めくくりたくはないですか?
残りの人生を、悔いの無いように送りたくはないですか?
・これが私からのメッセージです。
それではまた…。】