現在還暦ですが病気と貧困に喘いでおります

質問者：ハイル禅師　僕は現在還暦ですが病気と貧困に
喘いでおります　例えば二十代で数億円ほど宝くじで当選して
いれば幸せになれていたのでしょうか？

私：人間は誰しも健康かつ豊かで充実した楽しい人生を
願っていますが真にそのような人生になっている人間は
目薬の一滴なのであります

実は人には生まれながらの持ち点があり
前世に大きな徳を積んだ人は「化する働き」で
その徳分が現世に於いてあらゆる幸福に変わる

つまり人は霊的貯金と霊的借金を持って生まれるがどちらが
どれぐらい多いのかで人生が豊作なのか不作なのかが決まる

例えば男運が非常に悪い女性の場合は離婚しない限り
「一生の不作」になる命運になる訳で辛抱しても実りません

また質問者のように還暦以降で貧困状態になる人は
徳積みと貯金を少しづつでもしておくべきでしたが
年金を当てに遊び惚ける人もおります

さらには仮に若くして数億円を手に入れてもかえって早死にしたり
不幸に見舞われる人も意外といるのは金銭劫以外の霊的債務が
大きいからである

やはり人は持って生まれた徳分相応の人生になるのが自然であり
若い時分から悪業の灰汁出しをしつつ徳積みに励むのが最善なの
であります