ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

銭は通貨としての役割の他に呪い(まじない)用の護符としても使われた

2024年02月12日 | 教え

質問者:ハイル禅師 銭は通貨としての役割の他に
呪い(まじない)用の護符としても昔は使われたと
聞いた事がありますが本当でしょうか?

私:確かに古代の日本や中国において「銭」は通貨としての
役割の他に呪い(まじない)用の護符として
広く用いられていた事実がありました

それは厭勝銭(えんしょうせん)と言われるモノで
「厭勝」とはまじないをもって邪悪を祓う意味があり
銭を家の前の地面に埋めて「地鎮」とするのが主流でした

更には井戸に投げ入れて井戸の清めの儀式としたりする事
(家内に井戸があった)で家の邪気が祓われて悪霊から
守られると信じられていたのです

こうした「厭勝銭」としては
裏面に北斗・双魚・亀蛇(きだ)・竜鳳・新月などの
図案を刻したモノなどが知られています

「和同開珎」よりも古い貨幣が発見されたと近年話題になった
「富本銭」も最初に発見された時は「和同開珎」以降の
流通貨幣である「皇朝十二銭」に含まれない為 
まじない用の記念貨幣「厭勝銭」ではないかとされていました

なお古代の貨幣は円形で真ん中に四角い穴が開いていますが
一説によると○が天を表し□が地を表すとされていたからである



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