質問者:ハイル禅師 両面宿儺(リョウメンスクナ)とは
どんな存在なのでしょうか?
私:一般的に両面宿儺とは仁徳天皇の時代に
飛騨の山中に現れた異形の人のような鬼神を指しております
基本的に八本の手足に頭の前後に顔を持つ特徴があり
日本書紀や風土記に現れる土蜘蛛と同様 王権に服従しない
勢力に対する蔑視を込めた形容となっています
実際には日本の各地に両面宿儺の逸話が残っていますが
有名なモノに岩手県の古寺の取り壊しに際し
呪いを受けた人達の話がある
古寺の取り壊し中に作業員が木箱を見つけたが
釘の打ち付けで開けられませんでした
木箱の話を元住職に伺うと血相を変えて木箱は絶対に開ける
なと凄い剣幕で怒鳴りつけた
だが中国人のバイト作業員二人が勝手に開けてしまい
中身を観ると頭が二つくっつき腕が左右二本ずつ
足は普通に二本のミイラが入っていた
これを作業員達は次々と観たが中国人バイトの一人が
急性心筋梗塞で死亡し もう一人は精神錯乱になりました
他の解体作業員も三人が高熱を出して
一人は釘を踏んで五針縫いました
元住職はあきれて「可哀想だがあんた達は長生きできんよ」
と言い放ちました
強力な呪法を持って封じられた呪仏の封印を解くと呪いが
発動するのであります