ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

密教系寺院の僧侶が法要の際に使う言葉の意味

2022年12月01日 | 教え

質問者:ハイル禅師 密教系寺院の僧侶が法要の際に
使う言葉の意味をいくつか教えて下さい

私:法要の際に独特の節のあるお経(声明)しょうみょう・
を唱え諸仏を称える事を「讃を唱える」と言います

讃を唱えるとは仏の徳を称えると共に妙音を奏でることにより
僧侶及び参拝者を仏の悟りの知恵に導く法縁となる意味が
あるのです

法要で使われる言葉をいくつか解説しますが
奠供てんぐ・というのは供物をお供えする間 
絶えずお唱えする讃という意味であり法要の最初に
お唱えするのです

密教系では四智梵語が多く広く金剛界の諸尊の徳を
称える讃を唱えます

散華とは諸仏に供養するために声明を唱えながら
花籠の中の花を散らす作法です 

蓮の花びらを象った紙製の代用物を使うことが多い

なお旧日本軍も立派に戦死する事を散華すると言いましたが
国のために潔く命を散らした者を指しております

また回向分えこうもん・は本尊様と参拝者に法要の意義と
功徳を奉告するために読み上げる文の事であります

唱礼しょうれい・とは仏道修行が懺悔する所から始まり
自身の身口意しんくい・の三業を清め諸々の罪を懺悔し
清い心で曼荼羅の諸尊を礼拝する為に唱える意味であります