ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

死ぬ間際の善行

2022年12月29日 | 教え

質問者:ハイル禅師 例えば不正な手段で莫大な財産を
築き上げた人が死の間際にそれらを貧しい人々に
寄付すれば善行になりますか?

私:善にもいくつか種類があり突き詰めると
善崩れの結末になることも多々あるのです

善を行う上で先ず重要な事は動機です
利他愛に満ちて心が晴れやかな動機であれば善と
霊界においても認められるがそれ以外は偽善となる

不正な手段で莫大な財産を築いた人が
最後に良いことをしたいと貧しい人に喜捨したとしても
善徳には成り得ません

鼠小僧が金持ちから盗んで小判を貧しい人達に撒いても
善徳にならないのと同じ

つまり手段が不正であれば喜捨した者は善行とは
ならないが貧しい人達は幾分助かるからマシな使い方を
した程度であります

要するに不正な手段ではダメであり最後に大金を喜捨しても
地獄に落ちる可能性が高いのです

他に独りよがりの独善は良かれと思っても
相手の為にならない行為で善徳にはならない

また己の罪を誤魔化すために人の世話や神信心で
善行を積もうとする偽善も自分本位であり善徳に成り得ない

最後に小善も局部的には良くても
大局的に悪になるので善徳にはならないのである