質問者：ハイル禅師 地獄界の必要性がいまいち分かりません
なぜ存在するのでしょうか？
私：人は死ぬと基本的に霊界に行きますが大別すると
天国界・中有界・地獄界の三つから成り立った世界で
生活や修行をすることになります
勿論それぞれの霊層界が上中下に峻別されており
全部で二百四十段ほどだと言われている
世の中には人は話せば分かり合えると主張する方もおりますが
自分の物差しで相手の器や真意を計ることは現実にはなかなか
難しいのです
人間という存在は表面は似た風貌でも一念次第で仏様にもなるし
邪悪な存在にも成り得るからです
だから邪悪な存在に道徳的な説教をしても理解を示したり
心から改心する事は先ずありません
その理由として自分自身に徳性による真理の知識や説教を
受け入れる器がなく相手の話が理解出来ないからである
なぜ殺人や悪行がいけないのか！を心底から悟り改心しない
とまた繰り返します
そこで地獄界では罪状に応じて彼らにも理解出来る痛みで
教えるのです どんなに無知で強情な人でも痛みは感じる
からであります
その点において知識や学問がある人はたとえ地獄に堕ちても
反省出来る為 カムバックも早い傾向があります
醜悪で極悪な魂には罪障に応じた拷問を与えて極端な手段で
対応する以外に改心させる方法がないのであります